2022/08/01

■インドで初のサル痘感染者の死亡を確認 アラブ首長国連邦から帰国の男性、発熱から4日

 インドの保健当局は、サル痘に感染した人が死亡した例が、国内で初めて確認されたと明らかにし、政府が対策チームを設置するなど、警戒を強めています。死亡した例がアジアで確認されるのは初めてとみられます。

 インドの保健当局は、南部ケララ州でサル痘に感染していた22歳のインド人男性が7月30日に死亡したと明らかにしました。

 地元メディアによりますと、この男性は、滞在していたアラブ首長国連邦(UAE)でサル痘への感染が確認された後、7月22日に帰国し、26日に発熱の症状が出て入院し治療を受けていたということで、保健当局が詳しい死因などを調べています。

 インドでは、これまでに南部ケララ州と首都ニューデリーで合わせて4人がサル痘に感染していたことが確認されていますが、死亡した例は初めてです。

 インド政府は1日、感染状況を監視するため専門家などによる対策チームを設置するなど、警戒を強めています。

 サル痘を巡っては、7月29日時点のアメリカ疾病対策センター(CDC)のまとめで、世界79の国や地域で2万2485人の感染が確認されています。

 これまでにスペインやブラジルでは死亡した例が報告されていますが、アジアで確認されるのは初めてとみられます。

 2022年8月1日(月)

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