新型コロナウイルスのオミクロン型に対応したワクチンの接種について、厚生労働省は、対象を2回目までを終えた12歳以上のすべての人とした上で、早ければ9月半ばにも高齢者や医療従事者などから開始する方針を決めました。
厚生労働省は2日、専門家で作る分科会を開き、オミクロン型に対応したワクチンの接種について具体的な対象者や進め方の方針を決めました。
それによりますと、対象は2回目までの接種を終えた12歳以上のすべての人とした上で、速やかに進めるため、現在行われている4回目接種の対象となっている高齢者や医療従事者などのうち、まだ接種を受けていない人から、オミクロン型に対応したワクチンに切り替えて、早ければ9月半ばにも始めるとしています。
新しいワクチンは、従来型に由来する成分とオミクロン型の1つ「BA・1」の2種類を組み合わせた「2価ワクチン」と呼ばれるもので、現在流行している「BA・5」に対しても、効果が見込まれています。
アメリカのファイザーとモデルナが厚労省に薬事承認を申請しており、承認されれば、9月半ばにも各自治体へ配送される見通しです。
厚労省は、準備が整った自治体から10月半ばをめどに、対象をすべての年代に拡大していくとしています。
2022年9月3日(土)
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