中国南部の海南省にある三亜中心医院(海南省第三人民病院)新生児科によりますと、2日午後、新型コロナウイルスに感染した生後わずか20日の赤ちゃんが完治し、退院したことがわかりました。
8月19日、生後6日の赤ちゃんの新型コロナウイルス感染が確認されました。入院直後には重い黄疸(おうだん)症状が表れており、血清ビリルビン値は449・3umol/Lでした。血清ビリルビン値が高い場合、核黄疸という重篤な症状を引き起こし、赤ちゃんの知的発達に影響を与えます。
新生児科の医療スタッフの入念なケアを受け、医療、看護、授乳、生活面などあらゆる面に万全を期し、赤ちゃんはよく吸い、よく眠り、バイタルサインも落ち着き、黄疸は完全に治まりました。
8月31日、PCR検査の結果が陽性から陰性に変わり、48時間以内に2回行われたPCR検査の結果がいずれも陰性だった上に、体重も順調に増えつつあり、退院できるという判断が下されました。
この病院が新型コロナウイルス感染者の受け入れを始めてから、新生児科では感染の疑いがある、あるいは感染が確認された新生児を20人以上受け入れており、これまでに半数以上が退院したということです。
2022年9月6日(火)
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