死者数が例年の水準に基づく予測値に比べてどれだけ上回っているかを示す「超過死亡」が、今年1~6月に1万7000~4万6000人に上り、新型コロナウイルス流行以降で最多となったとの推計を国立感染症研究所などが8日までにまとめました。厚生労働省の人口動態統計(速報値)では、この間の総死者数は77万7000人で、新型コロナに感染して死亡したのは1万2800人超でした。
増加の要因として、新型コロナウイルス感染症による直接死のほか、医療ひっ迫の影響で医療機関にアクセスできず新型コロナ以外の疾患で亡くなったケース、外出抑制など生活習慣の変化に伴い持病が悪化したケース、経済的な困窮によって自殺したケースなど間接的な影響も考えられると専門家は見なしています。
分析した感染症研究所の鈴木基感染症疫学センター長は、「社会的要因を含めて広い意味で新型コロナの流行拡大の影響といえる」としています。
2022年10月12日(水)
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