北朝鮮が季節の変わり目を迎え、国民に風邪を予防するためのマスク着用を勧めています。
9月28日、北朝鮮の朝鮮中央通信は、平壌(ピョンヤン)医学大学呼吸器内科学講座長のキム・ヨンソン副教授の話として、「風邪を事前に防ぐ上で最も効果的で重要なのはマスク着用だ」と報じました。
朝鮮中央通信は「マスクはさまざまな感染病を引き起こす感染経路を遮断する1次的な手段」とし、「防疫および保健機関では10月に入って天気が冷え込むのに合わせて、すべての住民が自主的な健康保護とともに、風邪を始めとする呼吸器疾患の感染を事前に防ぐためにマスクを着用することを勧告している」と強調しました。
これに先立ち北朝鮮は8月、新型コロナウイルス感染症の防疫戦勝利を宣言し、最大防疫体系を正常防疫体系に引き下げた状態です。しかし、変異ウイルスの流行などで再拡散の可能性が存在する状況で、依然として防疫は要であり、秋の季節の変わり目に差し掛かり、マスク着用を勧告することが多くなりました。
金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は9月、新型コロナのワクチンの接種を始める方針も明らかにしていて、国民の不満の高まりを抑える狙いがあるものとみられます。
2022年10月1日(土)
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