北海道が発表した29日の新型コロナウイルス新規感染者は、9702人となりました。新規感染者は2日連続で前週の同じ曜日を下回りました。死者数は58人で、11月26日の36人をさらに上回って過去最多を更新しました。
新規感染者の内訳は道立保健所管内分を集計した「北海道発表分」が5061人、札幌市3544人、旭川市667人、函館市270人、小樽市160人。
年齢別では、40~49歳が最も多い537人で全体の10・6%を占めました。次いで10~19歳710人(14・0%)、30~39歳648人(12・8%)、50~59歳537人(10・6%)などとなっています。
死者の内訳は、北海道発表23人(50歳代、70歳代4人、80歳代6人、90歳代9人、年代非公表3人)、札幌市18人(70歳代5人、80歳代8人、90歳代4人、100歳代)、旭川市12人(70歳代3人、80歳代3人、90歳以上4人、年代非公表2人)、函館市4人(年代非公表)、小樽市1人(90歳代)でした。
病床使用率は56・6%(1292床)で、このうち札幌市は58・8%(430床)、札幌市外の全道55・5%(862床)。
重症病床使用率は全道が12・9%(15床)で、このうち札幌市は20・4%(10床)、札幌市以外の全道が7・5%(5床)となっています。
新たなクラスター(感染者集団)は34件で、空知管内の医療機関(14人)などで判明しました。
北海道の感染者は累計105万8031人となり、死者は累計3282人となりました。
鈴木直道知事は29日の記者会見で、新型コロナの死者数が過去最多を更新した要因について、「1万人を超える新規感染者数が確認される状況に伴って、亡くなられる方も増加している」とした上で、「医療機関などでの集団感染が頻発し、高齢者や基礎疾患を持つ人の感染が広がっていることも要因と考えられる」と危機感を示しました。
2022年11月29日(火)
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