アメリカのモデルナ社製の新型コロナウイルスワクチンについて、厚生労働省の専門家部会は8日、3回目以降の追加接種に使うワクチンの対象年齢を現在の18歳以上から12歳以上に引き下げることを了承しました。今後ワクチン分科会でも議論し、了承されれば実際に12歳から接種を受けられるようになります。
対象のワクチンは現在主流となっているオミクロン型の派生型「BA・5」対応品、以前流行した「BA・1」対応品、流行初期のウイルスに対応した従来品の3種類。前回接種から3カ月以上の間隔を空けます。
モデルナ製は遺伝情報の一部である「mRNA」を使ったワクチン。9月に「BA・1」、11月に「BA・5」対応のワクチンがそれぞれ承認され、接種が始まっています。アメリカのファイザー製ワクチンは、すでに12歳以上に使うことができます。
厚労省によると、有効性について、ワクチンをうった12~17歳の約260人が参加した臨床試験で、感染を防ぐ中和抗体の働きが、ワクチンをうった18歳〜25歳と同程度であることが確認できました。安全性については12~17歳の約1300人のデータで、死亡例や重篤な有害事象はなかったといいます。
2022年12月9日(金)
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