アメリカで急速に広がっている新型コロナウイルスのオミクロン型の変異ウイルスの1つ「XBB・1・5」について、アメリカ疾病対策センター(CDC)は、新たに感染した人の6割余りが、このウイルスに感染しているとする最新の推計を発表しました。
アメリカのCDCは2月4日までの1週間に、国内で新型コロナに新たに感染した人のうち、66・4%がオミクロン型の「XBB・1・5」に感染しているとする推計を発表しました。
前週の55・9%と比べると10ポイント余り、前々週の49・1%と比べると17ポイント余りの増加となり、昨年12月以降、アメリカでの拡大が続いています。
一方、アメリカで新たに報告された感染者の数は、2月1日の時点で1日平均約4万人と4週連続で減少傾向を示していますが、この中に検査キットを使って自分で調べたケースは含まれていません。
また、新たに入院する患者の数は、1月31日の時点で1日平均約3900人、死者の数は2月1日の時点で1日平均約490人で、いずれも1月中旬以降は、おおむね減少する傾向を示しています。
「XBB・1・5」について、世界保健機関(WHO)は感染した場合の重症度が上がっているという兆候は、今の段階では認められないとする一方、世界的な感染者数の増加につながる可能性があると指摘しています。
2023年2月4日(土)
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