厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症の飲み薬「パキロビッド」(アメリカのファイザー社製)について、通常の医薬品と同じ流通経路に乗せる「一般流通」を22日に開始すると明らかにしました。これまで国が買い上げて供給していました。
塩野義製薬の飲み薬「ゾコーバ」も近く一般流通が始まる見通し。両方とも、使われなかったぶんは国が備蓄します。
一般流通が始まると、幅広い医療機関や薬局に流通し、選択しやすくなる可能性があります。患者が医師の処方で受け取る流れに変わりはなく、9月末までは国が無料で提供します。
パキロビッドは重症化リスクのある軽症・中等症患者向け。2022年2月に特例承認され、国は200万人分を買い上げました。今年3月7日時点で、約10万人に投与されています。
薬価(薬の公定価格)は、患者1人5日間の投与でパキロビッドが約9万9000円、ゾコーバが約5万2000円。
2023年3月17日(金)
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