厚生労働省は3日、全国の定点医療機関から2月26日までの1週間に報告された季節性インフルエンザの患者数が、1医療機関当たり11・32人になったと発表しました。2週連続で減少しました。ただ東日本を中心に前週より増加した地域もあり、厚労省の担当者は「全国的には減少傾向だが、まだ注意が必要だ」と話しました。
都道府県別で1医療機関当たりの患者数が最も多かったのは石川県の48・17人で、岩手県41・37人、福井県33・16人と続きました。国立感染症研究所の推計では、1週間に全国の医療機関を受診した患者数は約31万9000人で、5~9歳が約11万1000人と目立ちました。
今シーズンのインフルエンザを巡っては、2022年12月25日までの1週間に報告された全国の患者数が流行の目安となる1医療機関当たり1人を超え、2019~2020年の冬以来となる全国での流行入りをしました。
2023年3月3日(金)
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