アメリカで広がる新型コロナウイルスのオミクロン型「XBB・1・5」について、アメリカ疾病対策センター(CDC)は、国内で新たに感染した人の約9割がこのウイルスに感染しているとする最新の推計を発表しました。
アメリカのCDCは、3月11日までの1週間に、国内で新型コロナに新たに感染した人のうち、89・5%がオミクロン型「XBB・1・5」に感染しているとする推計を発表しました。
前の週の87%と比べるとわずかに増加し、昨年(2022年)12月以降、感染者に占める割合が上昇し続けています。
一方、アメリカで新たに報告された感染者の数は、3月8日の時点で一日平均約2万4000人と、1月以降、減少傾向が続いています。
また、3月8日の時点で、新たに入院する患者の数は一日平均約2800人、死者の数は一日平均約270人で、いずれも1月以降、おおむね減少する傾向が続いています。
アメリカ国内の感染状況について、CDCは、地域ごとに「低い」「中程度」「高い」の3段階に分類して発表していますが、3月9日の時点で約85%の地域が「低い」に分類され、「高い」に分類された地域は全体の約2%にとどまっています。
2023年3月11日(土)
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