医師ではないのに医療行為をしたとして、埼玉県警生活経済課と国際捜査課、川口署の合同捜査班は28日、医師法違反(無資格医業)の疑いで、川口市並木3丁目、中国籍の会社役員の女、李平(38)を逮捕しました。
逮捕容疑は昨年1~3月ごろ、医師ではないのに自宅マンションの居室内で2回にわたり、県内に住む中国籍の20歳代と30歳代の女性2人に対して乳房や額などにヒアルロン酸のような液体などを注射するなどの医業を行った疑い。
生活経済課によると、女は東京都内のエステサロン経営者。知人を介して知り合った2人とメッセージアプリで連絡を取り、それぞれ20万~30万円で手術を請け負いました。
2人は術後しばらく経過しても痛みやはれが引かず、3月に川口署に来署。「医師免許がない中国人女性から豊胸手術を受け、胸に痛みがある」などと相談していました。
生活経済課は、女の居室からヒアルロン酸用の注射液や麻酔剤、注射器数十本を押収しました。
女は、「人に注射をしていいのは医者だけだと知っていたが、ヒアルロン酸を注射した人ははっきり覚えていない」と容疑を一部否認しており、「客に頼まれれば自分のお金にもなる。大事になると思わずにやってしまった」などと供述しているといいます。
2023年6月29日(木)
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