2023/07/03

🟧沖縄県の新型コロナ入院患者が1000人超える 最大流行時の昨年8月に匹敵

 沖縄県で新型コロナウイルスの入院患者数が2日時点で、少なくとも1031人になりました。最大の流行となった第7波のピーク時(昨年8月)の1166人に匹敵する規模です。

 また、6月25日までの1週間の1定点医療機関当たりの平均患者数は39・48人となり、今年1月の第8波のピークを超えたことが2日、わかりました。

 感染症法上の位置付けが5月8日に5類へ移行して以降、社会活動が活発になったほか、感染力の強い変異型が主流になったことが背景にあるとみられる。検査を受けていない「隠れ感染者」も多数いるとみられ、数字以上に流行が広がっている恐れがあります。

 新型コロナの感染者が再び急増している中、沖縄県那覇市内のPCR検査所では朝の時間帯などに行列ができ始めています。5類移行を境に検査は有料になり、検査数はいったん落ち着きつつあったものの、次第に増加し陽性率も上昇しています。入院患者は増え続け、医療も逼迫(ひっぱく)し、感染の最大波が押し寄せていた昨年夏のような光景が再び現れています。

 「沖縄PCR検査センター」を県内5カ所で運営するミタカトレード沖縄支社によると、ゴールデンウイークが明けて1週間あたりから検査数が増え始めました。6月後半には陽性者数は連日100人を超え、陽性率が5割を突破する日もあります。

 通常のPCR検査費は5000円ですが、感染急増を受け7月1日から抗原検査を含め2週間限定で1000円にしました。同日朝、那覇市内の店舗ではオープン前から数十人が列を作りました。子供と並んだ30歳代女性は「親にうつしたくないので、念のため受けに来た」と話しました。

 同センターの担当者は直近の状況を「(第7波があった)昨年夏にタイムスリップしたようだ」と説明し、「受けたい人は潜在的にまだ多く、やはり値段はネックだと感じる。陽性率が高いので、この機会に社会活動の判断材料にしてほしい」と話しました。

 2023年7月3日(月)

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