幼い子供を中心に流行するウイルス性感染症「ヘルパンギーナ」が千葉県内で流行しているとして、県は、手洗いなどの対策を呼び掛けています。
県疾病対策課によりますと、6月25日までの1週間に県内の定点医療機関から報告された「ヘルパンギーナ」の患者数は1カ所あたり7・06人(前週比1・36人増)で、国の警報基準値「6・0」を超えました。
128の定点医療機関から904人の患者数が報告されており、県内で警報基準値を超えるのは2012年以来、11年ぶり。保健所別では、習志野(15・40人)が最も多く、船橋(12・09人)、千葉市(9・22)と続きました。
「ヘルパンギーナ」は、幼い子供を中心に流行する夏風邪で、38℃以上の高熱や口の中の粘膜に水疱(すいほう)性の発疹の症状が出るのが特徴です。
例年、5月ごろから患者数が増え始め、7月ごろにかけてピークとなります。
このため県は予防策の徹底を呼び掛けていて、「特に食事前やトイレの後には十分に手を洗ってほしい」と話しています。
2023年7月1日(土)
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