有害性が指摘されている有機フッ素化合物「PFAS(ピーファス)」が。静岡県の航空自衛隊浜松基地周辺の川や水路で国の暫定目標値を上回る高い濃度で検出されたことを受けて、浜田靖一防衛相は浜松市の要請を受けて、基地内の調査を実施する考えを示しました。
浜松市が今年5月から6月にかけて市内の河川と水路、26地点の調査を行ったところ、航空自衛隊浜松基地の近くを流れる川や周辺の水路、合わせて6つの地点で、有害性が指摘されているPFASが最大1リットル当たり目標値(50ナノグラム)の28倍に当たる1400ナノグラム検出されたことから、市は基地に対し、原因調査への協力を要請しています。
これについて浜田防衛相は8日、閣議の後の記者会見で、「浜松市から基地内の調査を求める要請がされていることは承知しており、防衛省としては基地内の調査について実施する方針だ」と述べました。
その上で、具体的な調査方法については浜松市と調整し、速やかに実施したいという考えを示しました。
2023年8月9日(水)
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