2023/09/09

🟧インフルエンザの感染者、1万2638人に増加 学校の学級閉鎖も

 インフルエンザや新型コロナウイルスによる学級閉鎖が、夏休み明けから増加しています。財団法人の日本学校保健会は、全国にある保育園や幼稚園、学校などのうち、登録のあった約4万の施設の学級閉鎖などの状況を集計しています。

 それによりますと、多くの学校で2学期が始まった8月25日の時点で学級閉鎖となったのは、新型コロナで11クラス、インフルエンザで1クラスでしたが、1週間前の9月1日では、新型コロナで205クラス、インフルエンザで42クラスに、8日午後3時の時点では、新型コロナで515クラス、インフルエンザで186クラスに増えています。

 全国のインフルエンザの患者数は9月3日までの1週間で1医療機関当たり2・56人となり、前の週より増加しました。流行の目安とされる「1人」を超える状態が続いています。

 厚生労働省によりますと、9月3日までの1週間に全国約5000カ所の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、前の週から5700人余り増えて1万2638人でした。1医療機関当たりでは、前の週の1・40人から2・56人に増えました。

 地域ごとでは、いずれも1医療機関当たりで沖縄県で9・41人、宮崎県で4・95人、三重県で4・42人、千葉県で4・20人、福岡県で4・16人などとなっています。

 インフルエンザは、全国で1医療機関当たり1人を超えると「流行期入り」の目安とされていていますが、昨年の12月25日までの1週間に「1・24人」となって以降、1人を上回る状態が続いています。

 厚労省によりますと、この時期まで1人を上回る状態が続くのは、現在の集計方法となった1999年以降で初めてだということです。

 感染症に詳しい東邦大学の舘田一博教授は、「コロナ禍の感染対策が行われていた時期はインフルエンザは感染拡大が抑えられていたため、免疫を持たない人が増えたことが影響していると考えられる」と話しています。

 2023年9月9日(土)

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