厳しい残暑が続いた9月11日から17日までの1週間に熱中症で病院に運ばれた人は全国で約3000人と、前の1週間と比べて600人余り増え、統計を取り始めた2008年以降、この時期としては最も多かったことが、総務省消防庁のまとめでわかりました。
総務省消防庁によりますと、9月17日までの1週間に熱中症で病院に救急搬送された人は、全国で合わせて2949人でした。
前の1週間より654人多くなっており、昨年の同じ時期と比べても837人多く、統計を取り始めた2008年以降、この時期としては最多となりました。
このうち、死亡したのは3人で、入院が必要な「重症」や「中等症」が合わせて758人、「軽症」が2149人でした。
年齢別では、65歳以上の高齢者が1354人と最も多く、18歳以上65歳未満が1172人、7歳以上18歳未満が390人、0歳から7歳未満が33人でした。
都道府県別では、大阪府が286人と最も多く、次いで、愛知県が229人、埼玉県が210人、東京都が206人、千葉県が141人、神奈川県で130人などとなっています。
また、場所別では、住居が800人と最も多く、次いで、屋外の競技場や駐車場、道路がいずれも536人となっています。
総務省消防庁は、「まだまだ暑い日が続いているので、天気予報をみて気温が高い日には外出を控えるなど、油断せず熱中症への対策をしてほしい」と呼び掛けています。
2023年9月20日(水)
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