ステーキチェーンの「ペッパーランチ」でハンバーグを食べた客が下痢や嘔吐などの体調不良を訴える被害が各地で相次ぐ中、30日までに大分市内で「O157」への感染が確認された子供3人がいずれもペッパーランチで食事をしていたことがわかり、保健所が関連を調べています。
ペッパーランチを運営する「ホットパレット」は、今月14日から22日にかけて大分市と山口県、鹿児島県にある3つの店舗でハンバーグを食べた客合わせて5人が、下痢や嘔吐などの体調不良を訴えたと発表しました。
会社は29日から、運営する全国の187店舗でハンバーグが入っているメニューの販売を休止しました。
こうした中、大分市保健所によりますと、先週から30日までに腸管出血性大腸菌O157への感染が確認された児童と幼児合わせて3人が、いずれも大分市内のペッパーランチで食事をしていたということです。
3人はいずれも入院していますが、快方に向かっているということです。3人はほかにも複数の飲食店を利用していて、感染経路は特定できておらず、保健所が関連を調査しています。
また、鹿児島県によると、ペッパーランチの姶良(あいら)市内の店舗でも14日に食事をした1人が下痢や嘔吐の症状を訴えています。O157の感染については「調査中」だといいます。
一方、ホットパレットでは店で食事をした後に体調不良を感じた場合には、相談窓口まで連絡するよう呼び掛けています。
窓口の電話番号は03−5875−2566で、平日の午前9時から午後6時まで受け付けています。
2023年10月31日(火)
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