新型コロナウイルスの全国の感染状況は、10月8日までの1週間では1つの医療機関当たりの平均の患者数が5・20人で、前の週の0・59倍となっています。
厚生労働省は、「全国的に減少しており、感染拡大のピークはすぎたとみられるが感染対策は引き続き行ってほしい」としています。
厚労省によりますと、10月8日までの1週間に全国約5000の医療機関から報告された新型コロナの患者数は、前の週から1万8075人減って2万5630人となりました。
また、1つの医療機関当たりの平均の患者数は5・20人で、前の週の0・59倍となりました。前の週から減少が続くのは5週連続で、47の都道府県で減少しました。
都道府県別では、多い順に北海道が8・19人、沖縄県が7・52人、石川県が7・42人、愛知県が7・11人、茨城県が6・84人、山梨県が6・56人、岐阜県が6・52人、岩手県が6・52人、熊本県が6・36人、千葉県が6・24人、長野県が6・17人などとなっています。少なかったのは秋田県3・58人、福井県3・59人、東京都3・62人、大阪府は3・85人、山形県4・02人、滋賀県4・17人。
10月8日までの1週間に、全国約500の医療機関から報告された新たに入院した患者の数は1431人で、前の週と比べて580人減少しました。
9月20日に始まったコロナワクチンの秋接種では、一部自治体に「予約が取れない」との声が寄せられています。当初の購入量が限定的だったことや、集団接種会場の減少などが影響している可能性があります。
武見敬三厚労相は13日の閣議後会見で「接種の状況や自治体の予約状況なども踏まえて、適切な追加購入を急ぎ検討したい」と話しました。
2023年10月13日(金)
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