新型コロナウイルスの全国の感染状況は、10月1日までの1週間では1つの定点医療機関当たりの平均の患者数が8・83人で、前の週の0・8倍となっています。厚生労働省は「4週連続で全国的に減少しているのでピークアウトしたと考えられるが、インフルエンザなどの患者数は増加傾向にあるので、引き続き基本的な感染対策を行ってほしい」としています。
厚労省によりますと、9月25日から10月1日までの1週間に全国約5000の定点医療機関から報告された新型コロナの患者数は前の週から1万641人減って、4万3705人となりました。
また、1つの定点医療機関当たりの平均の患者数は8・83人で、前の週の0・8倍となりました。
前の週から減少が続くのは4週連続で、46の都府県で減少しました。
都道府県別では多い順に、愛知県が12・4人、熊本県が11・3人、茨城県が10・73人、千葉県が10・61人、北海道と大分県が10・43人、岐阜県が10・26人、鹿児島県が10・23人などとなっています。少なかったのは島根県5・26人、福井県5・44人、秋田県6・52人、鳥取県6・55人、山形県6・58人。
また、厚労省は、全国約3万8000の医療機関としていた新規入院患者数の集計対象を、今回から約500の定点医療機関に変更しました。それによりますと、9月25日から10月1日までの1週間に新たに入院した人は2011人でした。
担当者は「前週と単純比較はできないが、減少傾向が続いている」と説明しました。
2023年10月6日(金)
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