2023/11/11

🟩特許切れ先発医薬品、患者負担額引き上げへ 後発医薬品との差額、保険外に

 厚生労働省は価格の安い後発医薬品(ジェネリック医薬品)への置き換えをさらに進めるため、特許が切れている先発医薬品について患者の負担額を引き上げる方針で、年末までに具体策をまとめたいとしています。

 厚労省は医療費の増加を抑制し、新薬の開発を後押しする財源を捻出するため、医療機関で処方される薬の患者の負担額について検討を進めてきました。

 こうした中、9日開かれた社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の医療保険部会で厚労省は、価格の安い後発医薬品への置き換えをさらに進めるため、効能が同じで特許が切れている先発医薬品について、患者の負担額を引き上げる方針を示しました。

 現在の患者の負担額は薬の価格の1割から3割になっていますが、先発医薬品を選んだ場合は、後発医薬品との差額の一部を保険適用対象から外し、自己負担額に上乗せする方向です。

 部会の委員からは、一部の後発医薬品は供給不足が生じていることから、生産体制にも配慮しながら検討を進めるべきだという指摘が出されたものの、おおむね異論はなく、厚労省は来年度の薬価改定も念頭に、年末までに具体策をまとめたいとしています。

 2023年11月11日(土)

0 件のコメント:

コメントを投稿

🟪妊産婦の自殺、昨年までの3年間で162人 20歳代前半と40歳代前半がハイリスク

 自殺の調査や支援に当たる一般社団法人「いのち支える自殺対策推進センター」がまとめた調査によりますと、昨年の妊産婦(妊娠中および産後1年以内)の自殺者数は44人でした。このうち妊娠中は12人、産後2カ月以内は7人、産後3カ月〜1年以内は25人だったということです。  妊産婦の自...