医師ではない無資格者がレーザー機器で脱毛施術をしたなどとして、静岡県の島田署と静岡県警生活保安課は10日、医師法違反の疑いで、島田市などで皮膚科医院を経営する病院の総院長の男(59)=静岡市葵区呉服町1丁目、いずれも同クリニック静岡院(島田市中溝町)の元エステティシャンで自称無職の女(46)=藤枝市田沼4丁目=、アルバイト従業員の女(33)=島田市御請=の3容疑者を逮捕しました。
島田署などによると、同院では少なくとも10年以上前から無資格者による脱毛施術が常態化していたといいます。同署などは施術を受けた患者は約1200人に上るとみて捜査を進めています。
逮捕容疑は共謀して 2021年4月ごろから2023年1月ごろまでの間、同院で医師ではない元エステティシャンの女、アルバイト従業員の女の両容疑者が患者に対し医療行為である脱毛施術を行った疑い。同署などによると、総院長の男は施術前後の診察も行っていなかったといいます。同院では、やけどを負った患者もいるとみられます。
施術に使用したレーザー機器は強力な光線を肌に照射して脱毛させるため、やけどのリスクがあり、医師か医師の指示を受けた看護師しか使用できません。厚生労働省は「医師以外がレーザーを毛根に照射する脱毛行為をするのは医師法に違反する」と都道府県に通知しています。
2024年1月11日(木)
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