厚生労働省は2日、全国約5000の定点医療機関から1月22~28日に報告された新型コロナウイルスの新規感染者数は計7万3607人で、1定点当たり14・93人だったと発表しました。前週(12・23人)の約1・22倍で、10週連続で増加しました。
都道府県別の最多は福島県の23・94人で、愛知県21・24人、茨城県21・15人、栃木県21・01人)と続きました。東京都11・27人、大阪府8・88人、福岡県11・46人でした。能登半島地震で多くの人が避難生活を送る石川県は、前週から6・58人増えて20・91人でした。40都道府県で増加しました。
年代別でみると、15歳未満の子供の感染者が増えていて、厚労省の担当者は、新学期が始まり人との接触機会が増えたことも要因の一つではないかと分析しています。
1月28日までの1週間に定点医療機関から報告された新規入院患者数は3311人で、前週(3483人)から172人減少。集中治療室(ICU)に入院している患者数は154人で、前週(117人)から37人増えました。
季節性インフルエンザの新規感染者数は、1定点医療機関当たり19・20人で、前週(17・72人)の約1・08倍とほぼ横ばいですが、3週連続で増加していて、42の都府県で注意報レベルを超えています。
感染者報告数が最も多かったのは福岡県の34・89人、次いで沖縄県が31・83人で、最少は島根県の6・47人でした。
休校や学年・学級閉鎖は全国で計4666校で、前週の2730校から1936校増えました。
厚労省は、コロナもインフルエンザも増加傾向にあるとして、手洗いやうがい、マスクの着用や換気などの感染対策を呼び掛けています。
2024年2月2日(金)
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