アメリカ疾病対策センター(CDC)は1日、鳥インフルエンザの人への感染を確認したと発表しました。アメリカでH5N1型の鳥インフルエンザへの感染が確認されたのは2022年に次いで2例目となります。
CDCは1日、南部テキサス州に住む患者が高病原性のH5N1型の鳥インフルエンザに感染していることを確認したと発表しました。
患者は隔離され、治療を受けているということで、目が充血する症状があるものの、現在、回復に向かっているということです。
アメリカでは3月、テキサス州と中西部カンザス州で乳牛から鳥インフルエンザウイルスが検出されており、この患者は鳥インフルエンザに感染していたとみられる牛と接触があったということです。
アメリカでH5N1型の鳥インフルエンザへの感染が確認されたのは、2022年の西部コロラド州に次いで2例目となります。
CDCは、一般の人に対する健康上のリスクは、これまでと変わらず低いままだとしています。
世界保健機関(WHO)によりますと、H5N1型の鳥インフルエンザの人への感染は、2003年以降、アジアやアフリカを中心に今年2月下旬までに887例が確認され、このうち462人が死亡しています。
厚生労働省によりますと、日本では発症した人は確認されていないということです。
2024年4月3日(水)
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