ヨーロッパ連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」は6日、今年5月の世界平均気温が15・91度で、5月としては1940年からの観測史上最高だったと発表しました。これまで最高だった2020年を0・19度上回りました。その月としての記録を更新するのは、昨年6月から12カ月連続となりました。
産業革命前と同程度とされる1850~1900年の5月の推定平均気温と比べ、1・52度高くなりました。
アメリカのカリフォルニア州からインドのニューデリーに至る世界各地を熱波が襲い、死者が出た地域もありました。今夏はさらなる熱波が予想されています。
地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」では年ごとの変動を除いた世界の平均気温の上昇幅を1・5度に収めることが目標ですが、達成は困難な情勢です。
2024年6月6日(木)
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