望まない妊娠を防ぐため性交後に服用する「緊急避妊薬(アフターピル)」の医師の処方箋なしでの試験販売を巡り、武見敬三厚生労働相は5日の衆院厚労委員会で、販売する薬局を本年度、200ほど追加できる見込みだと明らかにしました。立憲民主党の早稲田夕季氏への答弁。
試験販売は、日本薬剤師会が厚労省の委託を受けて調査研究として実施。昨年11月に全国145の薬局で始めました。対象は16歳以上の女性で、事前の電話相談や薬剤師の面前での服用が求められます。
緊急避妊薬は排卵を遅らせる薬で、性交後72時間以内に飲むと8割の確率で避妊できるとされます。購入するには医師の処方箋が必要で、近くに受診できる医療機関がなかったり、受診に心理的な負担を感じたりする人が薬を使いづらいことが課題になっていました。
2024年6月5日(水)
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