2024/11/21

🟩認知症疑い、3つの質問で容易に検出する手法開発 慶応大など

 慶応大や済生会横浜市東部病院のチームは21日、認知症のアルツハイマー病やその前段階である軽度認知障害(MCI)の疑いがある人を(1)困っていることはあるか(2)楽しみはあるか(3)最近の気になるニュースは何か、という3つの質問で容易に検出する手法を開発したと発表しました。病気の兆候を早期に捉えることで、速やかな治療につながると期待されます。

 認知症の高齢者は2060年に645万人に達すると推計され、MCIを含めると高齢者の3人に1人となり、介護や治療の体制強化が急務です。慶応大の伊東大介特任教授(脳神経内科)は、「介護施設でも実施でき、早期発見に役立つはずだ」と話しています。

 チームは、アルツハイマー病を含む認知症患者108人と健常な47人を対象に質問。その際、問い掛けに直接答えず、同伴する家族らに助けを求めて振り返る動作があるかどうかも確認しました。

 回答にかかわらず問診時に家族らを振り返る動作があった人でリスクが高く、アミロイドベータは約2・8倍でした。

 2024年11月21日(木)

0 件のコメント:

コメントを投稿

🟩「国立健康危機管理研究機構」が発足 感染症対策の研究機関統合

 感染症の対策を担当しにてきた国の2つの研究機関が統合され、「国立健康危機管理研究機構」(JIHS<ジース>)として4月1日に発足しました。科学的な知見をもとに、政府に感染症対策について助言を行うほか、基礎研究と治療法の開発などを一体的に行い、新たな感染症の流行に備えることを目...