神奈川県平塚市東八幡の特別養護老人ホーム「ローズヒル東八幡」で12月に入って新型コロナウイルスの集団感染が発生し、9日までに90歳代の男女3人が死亡していたことがわかりました。感染者は入所者96人のうち34人と職員15人の計49人に上ったものの、現在は収束に向かっているといいます。
特養を設置・運営する同市の社会福祉法人「つちや社会福祉会」によると、最初の感染が確認されたのは1日。その後、1日5、6人のペースで増加しました。連絡を受けた県平塚保健福祉事務所が6、9日に立ち入り調査を実施し、集団感染に至った原因などについて特定を進めています。
同法人によると、特養では利用者、職員ともに通常はマスクを着用して生活しているといいます。事態を受け、水島圭一理事長(54)は「施設内での集団感染防止に万全を期してきたが、防ぐことができず申し訳ない。今後、行政機関の指導に基づき、再発防止に最大限の努力をする」としました。
神奈川県のまとめによると、新型コロナの県内の発生状況は7月下旬をピークに減少を続け、11月末にやや増加しています。県内366カ所の定点医療機関で7月22〜28日の1週間は3902人(1医療機関当たり10・66人)の感染を確認。11月25日〜12月1日は、前週比191人増の681人(同1・86人)でした。
2024年12月12日(木)
0 件のコメント:
コメントを投稿