新型コロナウイルスの全国の感染状況は、12月22日までの1週間で、1つの定点医療機関当たりの平均の患者数が5・48人と前の週の1・41倍で4週連続で増加となったほか、昨年の同じ時期の患者数よりも多くなりました。厚生労働省は「増加傾向が続いている。年末年始で人の往来が増える時期のため、感染対策を徹底してほしい」と呼び掛けています。
厚労省によりますと、12月22日までの1週間に全国約5000の定点医療機関から報告された新型コロナの患者数は前の週から7887人増えて、2万7120人となりました。
また、1つの定点医療機関当たりの平均の患者数は5・48人で前の週の1・41倍となり、4週連続で前の週から増加しました。
1定点医療機関当たりの平均患者数が4・57人だった昨年の同じ時期よりも多くなり、同時期を超えたのは今年7月8日の週以来です。
都道府県別では多い順に、北海道が14・33人、岩手県が12・76人、茨城県が9・68人、秋田県が9・42人、宮城県が9・32人などとなっていて、沖縄県を除く46の都道府県で前の週より増加しました。
12月22日までの1週間に、全国約500の定点医療機関から報告された新たに入院した患者の数は2383人で、前の週と比べて398人の増加でした。
厚労省は全国の流行状況について、「増加傾向が続いており、昨年の同じ時期の患者数を超えたが、急増とはいえず、動向を注視していく。昨年は1月下旬に感染者のピークが訪れたが、年末年始は人の往来が増えるため、感染対策を改めて徹底してほしい」と話しています。
2024年12月29日(日)
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