厚生労働省は17日、全国約5000カ所の定点医療機関から直近(1月6~12日)の1週間に報告された季節性インフルエンザの感染者数が、1医療機関当たり35・02人で、年末年始で多くの医療機関が休みだった前の週の33・82人から増加したと発表しました。警報レベルとなる30人を依然として上回っています。
全国の医療機関をインフルエンザで受診した患者数は推計約145万1000人で、前週(約110万4000人)を上回りました。一方、定点医療機関から報告された新たな入院患者数は4684人で、前週(5304人)を下回りました。
都道府県別では、徳島県が57・38人(前週42・32人)で最多、次いで宮崎県が57・24人(同45・27人)、高知県が56・36人(同46・48人)、愛媛県が50・69人(同34・30人)、佐賀県が50・67人(同45・42人)でした。東京都や神奈川県、大阪府などの7都道府県を除く40府県で警報レベルを上回っています。
また、保育所や小学校など1132施設で、休校や学級・学年閉鎖の措置が取られました。
1月12日までの直近5週間で流行しているのは、2009年に新型インフルエンザとして感染が広がったH1N1(A型)で、94%を占めています。
厚労省は手洗いやうがい、マスクの着用や換気など、可能な範囲での感染対策を呼び掛けています。
2025年1月17日(金)
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