ウガンダ保健省は1月30日、首都カンパラで看護師1人がエボラウイルス病(エボラ出血熱)で死亡したと発表しました。
同省のダイアナ・アトウィン事務次官は記者会見で、「カンパラでスーダン型のエボラウイルス病の発生が確認された。国の試験所3カ所ですでに確認ずみだ」と述べました。
死亡したのは「ムラゴ国立紹介病院に勤務する32歳の男性看護師」で、当初は「発熱のような症状」を呈していたため、ムラゴ国立紹介病院を含むさまざまな医療施設で治療を受け、伝統的な治療師にも相談していました。
保健省はX(旧ツイッター)への投稿で、男性看護師は多臓器不全を起こし、それが原因で1月29日にムラゴ国立紹介病院で死亡し、死後の検査により、スーダン型のエボラウイルス病の存在が確認されたと説明しました。これは2000年に初めて感染が記録されて以来、同国で9回目のエボラウイルス病の発生となります。
同じ病棟の患者や医療従事者にエボラの兆候や症状は見られなかったとされます。また、死亡した看護師と接触のあった44人(うち30人は医療従事者)がすでに特定されており、全員がワクチン接種を受ける予定。
世界保健機関(WHO)は、このエボラの発生に対処するため、公衆生成の専門家とスタッフをウガンダに派遣するほか、この取り組みに100万ドル(約1億5500万円)の資金を割り当てたと発表しました。
2025年2月1日(土)
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