アメリカ南西部で発生した、はしか(麻疹)の流行により、2人目の子供が死亡したと、当局が6日に発表しました。感染者は約650人に上っています。
テキサス州の医療機関、UMCヘルスシステムの幹部は、最近はしかと診断された学齢期の子供が亡くなったことを明らかにしました。基礎疾患はありませんでしたが、はしかの予防接種を受けておらず、合併症の治療を受けていたとしています。
今回のはしかの流行はアメリカで数年ぶりの大規模なものとなっています。
ロバート・F・ケネディ・ジュニア保健福祉省(HHS)長官は過去に、ワクチンの重要性を軽視する発言をし、医療専門家を驚かせたことがあるものの、6日にはX(旧ツイッター)に「はしかの拡散を防ぐ最も効果的な方法は、MMR(はしか・風疹・ムンプス混合)ワクチンだ」と投稿しました。
子供の遺族を慰問するためにテキサス州を訪れたとするケネディ長官は、HHSと疾病対策センター(CDC)が同州での予防接種を支援していると付け加えました。6日時点で「アメリカ全土22州で642件の症例が確認されており、うち499件がテキサス州内だ」と説明しました。
3日のCDCの発表によると、これまでに集計した症例の97%は予防接種を受けていない患者と判明しています。このうち年齢不詳者を除き、5歳未満が約196人、5〜19歳が240人、20歳以上が159人となっています。
2025年4月7日(月)
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