7月13日までの1週間に熱中症で病院に搬送された人は、全国で8500人余りと、前の週よりは減ったものの、前の年の同じ時期よりも多くなりました。
総務省消防庁によりますと、7月7日から13日までの1週間に熱中症で病院に運ばれた人は、全国で合わせて8546人でした。
前の週の1万人余りからは減ったものの、昨年の同じ時期と比べて248人上回ったほか、今年の調査が始まった5月以降、3番目に多くなっています。
内訳は、「死亡」が9人で、3週間以上の入院が必要な「重症」が190人、短期の入院が必要な「中等症」が3056人、入院の必要がない「軽症」が5240人などでした。
年齢別では、65歳以上の高齢者が5168人と全体の6割を占めたほか、18歳以上65歳未満が2763人、7歳以上18歳未満が572人、7歳未満が43人でした。
都道府県別では、東京都が714人と最も多く、次いで大阪府が698人、愛知県が588人などとなっています。
場所別では、住宅が3683人で、全体の4割以上を占め最も多かったほか、道路が1662人、道路工事現場や工場などの仕事場が890人、駅のホームや駐車場など不特定の人が出入りする屋外が777人などとなっています。
これで、今年5月1日から7月13日までの累計は3万6727人となり、前の年の同じ時期の2万5573人から1万人以上多くなりました。
総務省消防庁は「暑い日が続いたので搬送者も多く推移していると考えられる。来週にかけて気温の高い日が予想されているので、水分や塩分の補給、エアコンの使用などの基本的な暑さ対策を引き続き徹底してほしい」と話しています。
2025年7月16日(水)
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