2025/10/30

🟥熱中症搬送が初めて10万人超す 5〜9月、死者117人・重症者2217人

 総務省消防庁は29日、今年5〜9月に熱中症で医療機関に救急搬送されたのは全国で過去最多の10万510人だったとの確定値を発表した。10万人を超えたのは、集計対象を5〜9月に広げた2015年以降初めて。梅雨明けが早かったことや、記録的猛暑が影響した。

 消防庁の担当者は、「6月中旬ごろから一気に気温が上がって搬送者が急増し、厳しい暑さが長期間にわたって続いた」と分析している。月別では、6月が前年比2・4倍の1万7229人で過去最多。9月が9766人で過去2番目となった。

 5〜9月の死者は117人で、3週間以上の入院が必要な重症は2217人。短期の入院が必要な中等症は3万4399人だった。65歳以上の高齢者が5万7433人で、搬送者の57・1%を占めた。都道府県別の搬送者数は東京都が9315人で最多。大阪府7202人、愛知6653人と続いた。

 気象庁によると、今年の夏(6〜8月)の日本の平均気温は平年を2・36度上回り、統計開始以降で最高。過去最も早い梅雨明けとなった地方も多かった。リスクが高まった際に注意を促す「熱中症警戒アラート」は、過去最多の延べ1749回発表された。

 2025年10月30日(木)

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🟥熱中症搬送が初めて10万人超す 5〜9月、死者117人・重症者2217人

 総務省消防庁は29日、今年5〜9月に熱中症で医療機関に救急搬送されたのは全国で過去最多の10万510人だったとの確定値を発表した。10万人を超えたのは、集計対象を5〜9月に広げた2015年以降初めて。梅雨明けが早かったことや、記録的猛暑が影響した。  消防庁の担当者は、「6月...