2022/09/11

🟫東京都で9988人の新型コロナ感染確認 前週比2573人減、27人死亡

 東京都は10日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の9988人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

 1週間前の土曜日より2573人減り、20日続けて前の週の同じ曜日を下回りました。10日までの7日間平均は9979・0人で、前の週の73・7%となりました。

 新規感染者を年代別にみると、30歳代が1671人と最も多く、40歳代が1651人、10歳未満が1513人と続きました。65歳以上の高齢者は951人でした。

 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが6146人、未接種は2050人でした。

 人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使っている重症の患者は、9日より2人減って30人でした。

 一方、都は、感染が確認された40歳代から90歳代までの男女合わせて27人が死亡したことを発表しました。

 確認された感染者のうち、都外から持ち込まれた検体を都内の医療機関で検査したのは209人でした。他県内の陽性者登録センターなどを通じた申請はありませんでした。

 東京都の累計の感染者数は303万4897人となり、累計の死者数は5612人になりました。

 2022年9月11日(日)

🇳🇿脳卒中

 動脈硬化などで血液の流れが悪くなり、脳内の血管や中枢神経が障害を受けると、突然手足が動かなくなったり意識がなくなる発作が起こります。これが脳卒中です。

 治療技術の進歩により、年々死亡率は低下していますが、逆に脳卒中にかかる人の数は増加しています。高齢化が進んだり、食生活が欧米化することによって、動脈硬化の原因となる高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病が増えてきたことに原因があると思われます。

 脳卒中は、以下の2つに大きくわけられます。

  脳出血(脳内出血、クモ膜下出血)   脳梗塞(脳血栓、脳塞栓)

 脳内出血は、長期間の高血圧状態により、脳内の動脈に強い圧力がかけられた結果、血管がもろくなり破れて出血するものです。

 症状は出血した部位により異なりますが、出血によって脳内の圧力が高まるため頭痛や吐き気が見られ、時間の経過とともに半身が麻痺したり、意識がもうろうとすることもあります。 

 出血が少なければ症状は軽く薬物療法で対応することも可能ですが、根本的には高血圧体質を改善する必要があります。

 日中に起こることが多く、仕事中や運動中、入浴時などに起こります。

 クモ膜下出血は、脳の表面にある血管が破裂して、脳を覆っている柔らかい膜(クモ膜)の下に出血が広がった状態です。

 原因は脳の表面を走る動脈にできたこぶが破裂するものが最も多く、中高年の人に多くみられます。

 症状としては、前触れなしに突然激しい頭痛が起こり、「バットで殴られたような痛み」とも表現されます。嘔吐、痙攣が見られることもあります。

 また、時間とともに後頭部から首の後ろが痛んで硬くなり、首が曲がらなくなり硬直してきます。出血が起こるのが脳の表面であるため、発作時に手足の麻痺が起こることは少ないものの、出血がひどくなると、時には言語障害や半身麻痺を引き起こします。

 発作後2週間以内の再発率が高く、その場合は死亡の確率が非常に高くなるため、繰り返し頭痛が続くなどの兆候がある場合は、いつでも医療機関と連絡がとれるような体制をつくっておくことが必要です。

 脳血栓は、脳の血管に動脈硬化などが起こり、細くなった部分に血栓が詰まった状態です。血圧が低下すると血流がさらに弱まるため、血圧の低い睡眠中や起床時に起こりやすい病気です。

 突然、手足に力が入らなくなったりする症状が出たら要注意で、そこから少しずつ麻痺が進んでいくケースが一般的です。

 症状は、動脈硬化とともに徐々に進行していきますが、発症の兆候としては頭痛、めまい、言語障害、半身麻痺などが見られます。

 脳塞栓は、血栓が血液の流れに乗って脳の血管の中に入り、血流を止めてしまう状態です。

 発作は突然起こり、手足のしびれ・麻痺、ろれつが回らなくなるなどのほか、言葉が出ない、人の顔の判断がつかない、道がわからない、など痴呆に似た症状が出ることもあります。 

 私たち人間の脳には身体全体の約30%の血液が必要ですが、血流が不足して酸素が行きわたらなくなると、脳細胞は大きなダメージを受けます。

 今までに脳卒中を起こしたことがある人や、高血圧、心臓病、糖尿病、高脂血症などの病気にかかったことがある人、オーバーウエイトの人は、特に注意が必要です。

 脳卒中は、命はとりとめても言語や運動機能に大きな障害を残すことが多いため、早期発見と予防が何よりも大事です。 

* 手足のまひ

* ろれつが回らない

* 激しい頭痛・めまい・吐き気がある

* 視野がせばまる

 など脳卒中の前ぶれがあった時は、ただちに医療機関にかかるようにします。

 血管は加齢とともに弾力性が落ちていきますから、年齢が上がると発症しやすくなります。また、心臓に障害がある場合に起こりやすくなるので、不整脈、弁膜症、心筋梗塞などの心配がある方は、特に注意が必要です。

 食生活などに気を配り、ストレスをためないようにしましょう。定期的に脳ドックによる検査を受けることも、お勧めします。

 このほか、夏は脱水症状にならないよう適度な水分補給を心掛けましょう。夏は発汗のために血液が濃くなり、血栓ができやすくなるからです。

 また、冬は気温が下がり、血管が収縮して血圧が高くなる傾向にあるので、入浴や外出時など急激な温度差には十分注意して、心臓や血管に過度の負担をかけないようにしましょう。

2022/09/10

🟦ニューヨーク州、ポリオウイルスに関する緊急事態宣言を発令 ワクチン普及を急ぐ

 アメリカ東部ニューヨーク州のキャシー・ホークル知事は9日、ポリオ(小児まひ)ウイルスに関する緊急事態宣言を発令しました。ポリオワクチンを投与できる医療従事者を医師や看護師から助産師、薬剤師などにも広げ、迅速に予防接種の普及率を上げる狙いです。まずは10月9日までの1カ月間の期間に限定して実施します。

 ポリオウイルスは口から入って神経を侵し、まひを引き起こします。アメリカではワクチンによって根絶したと考えられていたポリオウイルスですが、2022年7月に入り、ニューヨーク州内のワクチン未接種者から9年ぶりの感染例が出ました。ニューヨーク市中心部など住民の99%以上が接種を終えている例もある一方、郊外を中心にワクチンが行き渡っていない地域も多くあります。州全体の2歳以下のポリオワクチン接種率は79%にとどまっています。

 8月にかけてはニューヨーク州内の下水からもポリオウイルスが見付かりました。州は感染拡大へ警戒感を強めており、ワクチンの普及を急いでいます。

 2022年9月10日(土)

🟦新型コロナワクチン接種後死亡の2人に一時金支給決定 ワクチンとの因果関係が否定できず

 新型コロナウイルスワクチンを接種した後に亡くなった90歳代と70歳代の男性2人について、接種が原因で死亡した可能性が否定できないとして、法律に基づく死亡一時金を支給することを決めました。

 新型コロナワクチンの接種後に死亡し、一時金の支給が認められたのはこれで3人となります。

 新型コロナウイルスのワクチン接種を巡っては、副反応が原因で障害が残ったり、死亡したりした場合、予防接種法上の救済対象となり、接種との因果関係が否定できないと国が認定した人には医療費などが支給されます。

 厚生労働省は、9日に専門家でつくる疾病・障害認定審査会を開き、接種後に亡くなった91歳と72歳の男性について救済の対象とすることを決めました。

 遺族には死亡一時金として最大で4420万円が支給されます。

 ワクチンの接種後、91歳の男性は呼吸困難に陥る「間質性肺炎」が悪化し、72歳の男性は脳出血などを起こしたということで、厚労省は死亡診断書やカルテの記載などを踏まえて因果関係を判断したとしています。

 接種したワクチンの種類や接種回数などは明らかにしていません。

 厚労省によりますと、新型コロナウイルスのワクチン接種を巡ってこれまでに受け付けた救済申請は4244件で、このうち920件で医療費などの支給が認められています。

 2022年9月10日(土)

🟦山田養蜂場に景品表示法違反で再発防止命令 消費者庁「コロナ予防に根拠あるサプリメントなし」

 サプリメントに新型コロナウイルスの感染予防効果が得られるかのような表示をしたとして、消費者庁は9日、景品表示法違反(優良誤認)で、岡山県鏡野町で養蜂業や蜂蜜などの商品の通信販売などを行う「山田養蜂場」に再発防止などを求める措置命令を出しました。

 対象となったのは、同社が販売する「ビタミンD+亜鉛」「1stプロテクト」「2ndプロテクト」の3商品。

 同社は2021年11月、自社ウェブサイト上に掲載したプレスリリースで「新型コロナウイルス“第6波”に警戒を 〈感染〉と〈重症化〉どちらも予防したい… お客さまの声に応えて」などと表示し、新型コロナの感染や重症化予防の効果が得られるかのように表示しました。

 さらに、プロポリスやローヤルゼリーが含まれたサプリメントについても、2021年12月と今年2月に「新型コロナウイルス感染症からの回復を早める可能性がある」などとダイレクトメールで表示し、いずれも食べることで体の免疫力が高まり、新型コロナウイルスの感染や重症化を予防できるかのように宣伝していたということです。

 消費者庁が、根拠となる資料の提出を求めたところ、成分や効果に関する海外の論文などが提出されましたが、合理的な根拠とは認められませんでした。

 同社はウェブサイトで、「本件表示により、お客様をはじめ関係者の皆様に、多大なご心配とご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫(わ)び申し上げます。今回の措置命令につきまして、弊社はこれを真摯(しんし)に受け止め、広告や表示物の内容の見直しを図ると共に、再発防止のための表示管理体制の構築に努めてまいります」とのコメントを発表しました。

 消費者庁は「現時点では、新型コロナウイルス予防に根拠のあるサプリメントや特定の食品はない」と注意を呼び掛けています。

 2022年9月10日(土)

🟦全国の新型コロナ新規感染10万人下回る 金曜では2カ月ぶり

 国内では9日午後6時20分の時点で、東京都で9240人、大阪府で7285人、愛知県6342人、神奈川県で5988人、埼玉県で5303人、福岡県で4819人、兵庫県で4746人、北海道で4450人など全47都道府県と空港検疫で、新たに9万9491人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。

 前週の金曜日(9月2日)から約2万9000人減少し、金曜日としては約2カ月ぶりに1日当たりの感染者が10万人を下回りました。

 また、東京都で29人、兵庫県で21人、千葉県で18人、福岡県で16人、神奈川県で15人、埼玉県で12人、大阪府で12人、三重県で8人、愛知県で7人、群馬県で7人、京都府で5人、大分県で5人、宮城県で5人、長野県で5人、鹿児島県で5人、沖縄県で4人、静岡県で4人など計211人の死亡の発表がありました。

 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め1999万9631人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて2000万343人となっています。国内の累計感染者は7月14日に1000万人を超えたばかりで、それから2カ月足らずで1000万人増えた計算になり、2000万人を突破しました。

 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が4万2350人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて4万2363人です。

 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より10人減って9日時点で461人となっています。

 一方、大阪府は9日、新型コロナウイルスの新たな感染者を7285人確認したと発表しました。感染者数は前週同曜日(9537人)と比べ2252人減りました。府内の感染者の累計は199万6128人。

 新たに70~90歳代の男女12人の死亡が判明し、府内の累計死者数は6217人。

 9日時点の重症者は前日から3人増の55人で、重症病床(593床)の同日の実質使用率(重い持病などを抱える軽症・中等症患者らを含む)は17・4%になりました。軽症・中等症病床には2032人が入院しており、軽症・中等症病床(4159床)の使用率は48・9%となりました。

 新規感染者のうち、感染者と同居して症状があり、PCR検査を受けずに医師の診断で陽性と判断された濃厚接触者は198人でした。自宅療養者は7万586人。公費によるPCR検査などを2万6001件実施しました。

 2022年9月10日(土)

🟦東京都で9240人の新型コロナ感染確認 前週比3173人減、29人死亡

 東京都は9日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の9240人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

 1週間前の金曜日より3173人減り、19日続けて前の週の同じ曜日を下回りました。9日までの7日間平均は1万346・6人で、前の週の72・9%となりました。

 新規感染者を年代別にみると、30歳代が1688人と最も多く、40歳代が1557人、20歳代が1485人と続きました。65歳以上の高齢者は871人でした。

 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが5775人、未接種は1750人でした。

 人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使っている重症の患者は、8日より1人増えて32人でした。

 一方、都は、感染が確認された60歳代から100歳以上までの男女合わせて29人が死亡したことを発表しました。

 また、確認された感染者のうち、都外から持ち込まれた検体を都内の医療機関で検査したのは251人でした。他県内の陽性者登録センターなどを通じた申請はありませんでした。

 東京都の累計の感染者数は302万4909人となり、累計の死者数は5585人になりました。

 2022年9月10日(土)

🟪新型コロナ、沖縄県が独自で注意喚起へ 流行時に「拡大準備情報」を発出 

 沖縄県は19日、新型コロナウイルス感染症の流行が疑われる場合、県独自で「新型コロナ感染拡大準備情報」を発出すると発表しました。新型コロナについては、過去の感染データの蓄積が乏しいことなどから、国がインフルエンザのような注意報や警報の発令基準を設けていない一方、重症化する高齢者...