2022/09/12

🟫全国で8万1491人が新型コロナ感染 104人死亡、419人重症

 国内では11日午後6時30分の時点で、東京都で7750人、大阪府で5776人、神奈川県5309人、愛知県で5193人、埼玉県で4818人、兵庫県で3808人、千葉県で3757人など全47都道府県と空港検疫で、新たに8万1491人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。

 1日当たりの新規感染者は前週の日曜日と比べ約2万6000人少なく、18日連続で前週の同じ曜日を下回りました。10万人を下回るのは3日連続。

 また、東京都で24人、千葉県で11人、大阪府で9人、兵庫県で7人、宮城県で7人、茨城県で5人、熊本県で4人、京都府で3人、埼玉県で3人、長崎県で3人など、計104人の死亡の発表がありました。宮城県では、死者数が8月22日、9月8日と並び過去最多の7人でした。

 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め2017万3841人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて2017万4553人となっています。

 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が4万2662人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて4万2675人です。

 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より24人減って11日時点で419人となっています。

 大阪府は11日、新たに5776人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。先週の日曜日と比べると、およそ1800人少なくなっています。これで、大阪府内の感染者の累計は200万9334人となりました。

 また、9人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は合わせて6241人となりました。

 重症者は10日と変わらず55人です。病床使用率は43・4%で、1週間の陽性率は35・6%。

 2022年9月11日(日)

2022/09/11

🟫東京都で新たに7750人が新型コロナ感染 21日連続で1週間前を下回る

 東京都は11日、都内で新たに10歳未満から90歳代までの7750人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

 1週間前の日曜日より1885人減り、21日続けて前の週の同じ曜日を下回りました。11日までの7日間平均は9709・7人で、前の週の76・7%となりました。

 11日の新規感染者を年代別にみると、最多は10歳未満の1303人で、40歳代の1266人、30歳代の1262人と続きました。65歳以上は742人でした。

 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが4759人、未接種は1650人でした。

 病床使用率は39・5%。また、都が緊急事態宣言の要請を判断する指標を30~40%としている重症者用病床使用率は24・5%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者数は、前日より2人増えて32人でした。

 一方、都は、感染が確認された50歳代の男性と、70歳代から100歳以上までの男女の合わせて24人が死亡したことを発表しました。

 また、確認された感染者のうち、都外から持ち込まれた検体を都内の医療機関で検査したのは178人でした。他県内の陽性者登録センターなどを通じた申請はありませんでした。

 東京都の累計の感染者数は304万2647人となり、累計の死者数は5636人となりました。

 2022年9月11日(日)

🟫愛知県の病院で6歳未満男児が脳死 心臓など23例目の移植へ

 日本臓器移植ネットワーク(移植ネット)は11日、愛知県内の病院に低酸素性脳症で入院していた6歳未満の男児が9日午後2時5分、臓器移植法に基づく脳死と判定され、臓器提供の手続きに入ったと発表しました。脳死と判定された6歳未満からの臓器提供は23例目で、今年に入ってから2例目。

 移植ネットによると、男児は9日に2度目の脳死判定が終わりました。臓器提供は家族の意思といいます。心臓と腎臓は九州大病院で10歳未満の男児と10歳代の男性にそれぞれ移植され、肝臓は国立成育医療研究センターで10歳未満の女児に移植される予定。ほかの臓器は適合者がいないか、医学的理由で移植を見送りました。

 脳死と判定された男児の家族は、「どなたかの体と共に生きていてくれることを願っています。願わくば親より生きてください」と移植ネットを通じコメントを出しました。

 2022年9月11日(日)

🟫日本航空、北京発成田行き定期旅客便の運航を2年半ぶり再開 コロナ流入警戒で片道運航に限定

 日本航空は11日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い運航を停止していた中国・北京発成田行き旅客便の運航を再開しました。日本航空が同路線の定期便を運航するのは2020年3月以来、約2年半ぶり。当面は毎週日曜日に1便運航し、アメリカのボーイングの中型機「787」を使用します。

 中国当局は新型コロナの首都流入を警戒し、国外から北京への直行便受け入れをまだ制限しています。日本航空便も北京から成田への片道運航に限られ、成田から北京は貨物便として運航します。今後、成田発北京行きの定期旅客便の再開に向けて働き掛けを行うとしている。

 北京首都国際空港では11日午前、一時帰国する日本人や、日本在住の中国人らが日本航空便のチェックインカウンターに行列を作りました。手続きを終えた搭乗客には、スタッフが記念品を手渡していました。

 大阪の会社に勤める30歳代の中国人女性は、「実家の都合で北京に戻っていた。直行便が増えれば往来も便利になる。新型コロナ禍前のような状況に早く戻ってほしい」と話しました。

 日本航空の佐藤靖之執行役員・中国総代表は、「中国政府も国際線の便を増やしていくといっている。徐々に回復することを願っている」と期待を示しました。

 日系の航空会社では、全日本空輸が7月に北京発成田行き旅客便の運航を再開し、8月には成田発北京行きも再開させています。中国国際航空など中国系も、日中間の旅客便の運航再開を進めています。

 2022年9月11日(日)

🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿知覚異常性大腿痛

大腿の感覚をつかさどる神経が傷害されて、痛みなどが生じる神経痛の一つ

知覚異常性大腿痛(だいたいつう)とは、大腿の前面と外側の感覚をつかさどる外側大腿皮(がいそくだいたいひ)神経が傷害されて、痛みなどが生じる神経痛の一つ。外側大腿皮神経痛、大腿外側皮神経痛とも呼ばれます。

外側大腿皮神経は第2、第3腰椎(ようつい)から出て前方へ向かい、腰の部位で急激に曲がって鼠径(そけい)部の辺りから皮膚の下に出て、大腿の前面と外側の皮膚に分布します。そのため、腰椎部で神経が圧迫された時に、大腿の周辺に痛みや知覚異常が生じることがあるほか、外側大腿皮神経が鼠径靭帯(じんたい)を貫通する骨盤の前上腸骨棘(こっきょく)部で筋肉や靭帯により圧迫された時にも、大腿の周辺に痛みや知覚異常が生じることがあります。

前上腸骨棘部で外側大腿皮神経が圧迫された時には、股(こ)関節の位置や格好で症状が生じたり、治まったりすることもあります。コルセットの着用、窮屈な下着やズボンの着用、べルトの締めすぎ、自動車のシートベルトの締めすぎなどにより、前上腸骨棘部で外側大腿皮神経が圧迫された時にも、痛みや知覚異常が生じます。

また、肥満、妊娠により骨盤周囲の筋肉の緊張が強くなることで、外側大腿皮神経が障害されることもあります。妊婦においては胎児が正常な位置にいない場合に、知覚異常性大腿痛としてしびれが出ることもあります。鼠径ヘルニアの手術や股関節の手術の後に、一時的な外側大腿皮神経の圧迫により障害されることもあります。

症状は、大腿の前面から外側にかけて、ヒリヒリと痛んだり、しびれが出たり、知覚が鈍くなったりします。服が皮膚にこすれるのが苦痛になることもあります。しかし、外側大腿皮神経は感覚だけをつかさどる神経で運動をつかさどらないため、足がまひして上がらなくなったり、歩行に支障を来すことはありません。大腿の内側や膝(ひざ)より下に、症状が出ることもありません。

知覚異常性大腿痛の多くは、姿勢や動作によって症状に変化がみられます。

骨盤の前面を走る前上腸骨棘部で外側大腿皮神経を直接圧迫することによって、痛みが憎します。起立や歩行時は、外側大腿皮神経が牽引(けんいん)気味になり痛みが増します。

股関節の伸展は、外側大腿皮神経を牽引し痛みが増します。反対に、股関節を深く屈曲することでも、外側大腿皮神経自体を圧迫し痛みが増します。うつぶせに寝ている時は、外側大腿皮神経が軽く圧迫され、股関節が伸展されるので痛みが増強する傾向があります。仰向けに寝て軽く膝(ひざ)を曲げている時は、痛みが軽減します。

案外多い病態ですが、正確な診断を受けていないことが多いようです。もし、知覚異常性大腿痛の症状に思い当たることがあれば、整形外科、神経内科の医師を受診することが勧められます。

知覚異常性大腿痛の検査と診断と治療

整形外科、神経内科の医師による診断は、特徴的な症状と、前上腸骨棘部の周囲で軽く皮膚の上をたたくと大腿の前面と外側に響くようなしびれと痛みが出るチネルサインで判断します。念のために、腰椎や骨盤のX線写真、MRI検査などで、変形性腰椎症や腰椎椎間板ヘルニアなどの疾患がないかどうかをチェックします。

坐骨(ざこつ)神経痛との鑑別が必要ですが、しびれなどの場所が坐骨神経痛と知覚異常性大腿痛では違いますので、鑑別は簡単です。坐骨神経痛では、尻(しり)から大腿の裏側、下腿などにしびれや痛みが出ます。

整形外科、神経内科の医師による治療は、外側大腿皮神経を圧追する原因を取り除くことが第一です。体重を減らすことや、骨盤部の矯正、窮屈な下着やズボンの着用の禁止などが、効果を発揮します。

また、消炎鎮痛剤の内服、外用を行い、痛みが強い場合は局所麻酔薬を注射して痛みを和らげる神経ブロックを行います。この場合、1 回の注射では一時的に症状が緩和しても、数時間から1日で元の症状に戻ったりしますので、何回か注射を繰り返すこともあります。局所麻酔薬と一緒に、ステロイドホルモン剤という炎症を抑える薬を注射することもあります。

腰椎部で神経が圧迫された時には、脊髄(せきずい)の周囲の硬膜外腔(がいくう)に局所麻酔薬を注射して、神経の痛みを和らげる硬膜外ブロックを行います。

症状が治まらず、日常生活に支障を来す場合は、外側大腿皮神経を剥離(はくり)、または切離する手術を行うこともあります。炎症を起こした神経は周囲の靱帯や筋肉と癒着した状態にありますので、その癒着を手術で解き放つのを剥離、神経そのものを切除して痛みを感じなくするのを切離といいます。

🟫野菜や果物を多くとる人は死亡リスク10%近く低下 横浜市大など研究

 野菜や果物を多くとる人は、少ない人に比べて亡くなるリスクが10%近く低くなるとする、大規模調査に基づく研究結果を、横浜市立大学などの研究チームがまとめました。

 横浜市立大学や国立がん研究センターなどの研究チームは、岩手県や東京都、新潟県、大阪府、沖縄県など全国11の都府県に住む40歳代から60歳代までのおよそ9万5000人をおよそ20年にわたって追跡し、野菜と果物の摂取と死亡リスクの関係を調べました。

 この間、およそ2万4000人が死亡しましたが、男女を合わせた死亡のリスクは、果物の摂取が多い人たちでは最も少ない人たちに比べて8%から9%、また、野菜の摂取が多いと7%から8%低くなっていました。

 ただ、果物の摂取が多い人たちでは、心臓や血管の病気で死亡するリスクがおよそ9%低かったのに対し、がんや呼吸器の病気での死亡と摂取に関連はみられなかったということです。

 さらに、分析すると、野菜は1日300グラム以上、果物は140グラム以上とることが望ましいと推定されたとしています。

 野菜と果物はビタミン、ミネラル、食物繊維、カロテノイド、ポリフェノールなどが豊富であり、主に欧米人で行われた研究では、摂取量が多いと全死因による死亡や循環器疾患による死亡のリスクが低いことが報告されていますが、研究チームは日本人で解析できたのは初めてだとしています。

 横浜市立大学の後藤温教授は、「何となく言われてきた野菜、果物が健康によいということについて、科学的な評価ができた。量が多ければ多いほどリスクが下がるものではなく、適度な量を食べることを心掛けてもらいたい」と話しています。

 2022年9月11日(日)

🟫全国で9万2741人が新型コロナ感染 土曜の10万人以下は7月9日以来

 国内では10日午後6時15分の時点で、東京都で9988人、大阪府で7435人、愛知県6568人、神奈川県で5336人、埼玉県で4653人、兵庫県で4362人、福岡県で4012人、北海道で4450人など全47都道府県と空港検疫で、新たに9万2741人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。

 1日当たりの新規感染者は前週の同じ曜日(3日)より約3万人少なく、2日連続で10万人を下回りました。土曜日で10万人を下回るのは7月9日以来。

 また、東京都で27人、大阪府で15人、愛知県で14人、千葉県で12人、広島県で9人、神奈川県で8人、福岡県で8人、兵庫県で7人、北海道で7人、沖縄県で7人、大分県で6人、鹿児島県で6人、京都府で5人、岐阜県で5人、徳島県で5人、茨城県で5人、静岡県で5人など、計208人の死亡の発表がありました。

 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め2009万2350人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて2009万3062人となっています。

 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が4万2558人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて4万2571人となっています。

 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より18人減って10日時点で443人となっています。

 一方、大阪府は10日、新型コロナウイルスの新たな感染者を7435人確認したと発表しました。感染者数は前週同曜日(9384人)と比べ1949人減りました。府内の感染者の累計は200万3558人。

 新たに70~100歳代の男女15人の死亡が判明し、府内の死者数は累計6232人。

 10日時点の重症者は前日と同じ55人で、重症病床(593床)の同日の実質使用率(重い持病などを抱える軽症・中等症患者らを含む)は15・3%になりました。軽症・中等症病床には1935人が入院しており、軽症・中等症病床(4167床)の使用率は46・4%となりました。

 新規感染者のうち、感染者と同居して症状があり、PCR検査を受けずに医師の診断で陽性と判断された濃厚接触者は208人でした。自宅療養者は6万6581人。公費によるPCR検査などを2万1383件実施しました。

 2022年9月11日(日)

🟪「がん予防」うたう再生医療で敗血症、厚労省がクリニック運営法人などに改善命令

 医療法人輝鳳(きほう)会(東京都豊島区)が運営する医療機関で自由診療の再生医療を受けた2人が敗血症となった事案で、厚生労働省は24日、再生医療安全性確保法に基づき、輝鳳会と都内の医療機関代表2人に対し、再発防止策の策定などを求める改善命令を出しました。調査では複数の法令違反や...