2022/10/01

🟧北朝鮮、季節の変わり目の風邪予防のため「マスク着用」を勧告

 北朝鮮が季節の変わり目を迎え、国民に風邪を予防するためのマスク着用を勧めています。

 9月28日、北朝鮮の朝鮮中央通信は、平壌(ピョンヤン)医学大学呼吸器内科学講座長のキム・ヨンソン副教授の話として、「風邪を事前に防ぐ上で最も効果的で重要なのはマスク着用だ」と報じました。

 朝鮮中央通信は「マスクはさまざまな感染病を引き起こす感染経路を遮断する1次的な手段」とし、「防疫および保健機関では10月に入って天気が冷え込むのに合わせて、すべての住民が自主的な健康保護とともに、風邪を始めとする呼吸器疾患の感染を事前に防ぐためにマスクを着用することを勧告している」と強調しました。

 これに先立ち北朝鮮は8月、新型コロナウイルス感染症の防疫戦勝利を宣言し、最大防疫体系を正常防疫体系に引き下げた状態です。しかし、変異ウイルスの流行などで再拡散の可能性が存在する状況で、依然として防疫は要であり、秋の季節の変わり目に差し掛かり、マスク着用を勧告することが多くなりました。

 金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は9月、新型コロナのワクチンの接種を始める方針も明らかにしていて、国民の不満の高まりを抑える狙いがあるものとみられます。

 2022年10月1日(土)

🟧アストラゼネカ製ワクチン、有効期限切れで1350万回分を廃棄 接種実績は12万回どまり

 厚生労働省は9月30日、イギリスの製薬大手アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンの使用を終了したと発表しました。同日までに供給を受けたすべてのワクチンが有効期限を迎えたためで、供給を受けた約5770万回分のうち、約1350万回分が廃棄されました。

 アストラゼネカ製ワクチンは世界でも最速ペースで実用化され、厚労省は2020年12月、同社と1億2000万回分の供給を受ける契約を結びました。1、2回目の接種に使われたものの、海外で接種後にまれに血栓ができる事例が報告されたこともあり、国内では接種対象を40歳以上に限定するなど活用が進まず、自治体に配送したのは約20万回分で、接種実績は約12万回分にとどまりました。

 一方で、ワクチンが不足するアジア各国などへの無償提供は進み、約4400万回分を提供しました。

 約6230万回分は購入をキャンセルしました。今後、キャンセル分の契約金は、必要な経費を除いた上で、返金される予定だといいます。企業との秘密保持契約に基づき、厚労省は購入額や今後返金されるキャンセル分の額を公表していません。

 2022年10月1日(土)

🟧全国で3万6646人が新型コロナに感染 死亡111人、重症者178人

 国内では30日、新たに3万6646人の新型コロナウイルス感染が確認されました。1日当たりの新規感染者は前週の金曜日と比べ約2万7000人減りました。

 都道府県別の新規感染者の内訳は、東京都4558人、大阪府2626人、神奈川県2368人、埼玉県1979人、北海道1938人、愛知県1872人など。

 また、国内で亡くなった人は111人、累計で4万4789人となっています。

 新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、29日と比べて10人減り30日時点で178人となっています。

 28日に行われた自主検査を除くPCR検査などの数は、速報値で5万6501件でした。

 大阪府は30日、新たに2626人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。前週の同じ曜日から2308人減りました。これで大阪府内の感染者の累計は209万5998人となりました。

 また、30歳以上の男女9人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は合わせて6438人となりました。

 重症者は29日と変わらず25人です。病床使用率は20・7%、1週間の陽性率は18・3%。

 2022年9月30日(金)

2022/09/30

🟧東京都の新規コロナ感染者4558人 3日連続で1週間前を下回る

 東京都は30日、新型コロナウイルスの感染者を都内で新たに4558人確認したと発表しました。

 前週の同じ曜日から3001人減り、3日連続で1週間前を下回りました。30日までの1週間の感染状況をみると、感染者数は1日当たり5296・6人で、前週(6780・3人)の78・1%でした。

 基礎疾患がある10歳未満の男児1人を含む男女計12人の死亡も発表されました。

 30日に発表された新規感染者を年代別にみると、最多は20歳代の867人で、次いで40歳代の807人、30歳代の768人と続きました。65歳以上は352人でした。

 病床使用率は28・9%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者数は、前日から1人減って14人でした。

 厚生労働省の発表とは別に東京都は毎日、新型コロナの感染者についてのデータを公表しています。

 都は8月に感染を確認したと発表した人のうち、再検査で陰性が確認された人や、他県内の陽性者登録センターを通じて申請のあった人など1497人を感染者から削除しました。

 また、全数把握の見直しで9月26日から感染者の集計方法が変わったことに伴い、発生届が遅れて提出されて未集計分となっていた156人をこれまでのデータに追加しました。

 この結果、都は、累計の感染者数をこれまでの発表より1341人少なく修正しました。

 2022年9月30日(金)

🟧新型コロナ、全国で4万2173人感染 前週と比べ約3万5000人減

 国内では29日、空港検疫などを含め新たに4万2173人の新型コロナウイルス感染が確認されました。1日当たりの新規感染者は前週の木曜日と比べ約3万5000人減りました。

 都道府県別の新規感染者の内訳は、東京都5032人、大阪府3054人、神奈川県3026人、愛知県2301人、北海道2277人、埼玉県2011人など。死者は東京都で12人、千葉県と福岡県でそれぞれ10人など、全国で計112人の報告がありました。

 また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、29日時点で188人となっています。

 9月27日に行われた自主検査を除くPCR検査などの数は、速報値で6万383件でした。

 一方、大阪府は29日、新たに3054人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。前の週の同じ曜日と比べて2811人減りました。これで大阪府内の感染者の累計は209万3372人となりました。

 また、50歳以上の男女9人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は合わせて6429人となりました。重症者は28日から1人減って25人です。

 2022年9月29日(木)

2022/09/29

🟧東京都、新型コロナに5032人感染 前週より3818人減

 東京都は29日、新型コロナウイルスの感染者を5032人確認したと発表しました。

 前週の木曜日(22日)より3818人減り、2日連続で1週間前を下回りました。29日までの1週間の感染状況をみると、感染者数は1日当たり5708・1人で、前週(6929・0人)の82・4%でした。

 29日に発表された新規感染者を年代別にみると、最多は20歳代の958人で、次いで40歳代の848人、30歳代の830人、10歳代の663人など。65歳以上は431人でした。

 病床使用率は21・5%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者数は、前日から1人増えて15人でした。

 一方、感染が確認された60~90歳代の男女12人の死亡も発表されました。

 2022年9月29日(木)

🟧日本の新型コロナ感染者数、10週連続で世界最多

 世界保健機関(WHO)の新型コロナウイルス感染症の集計で、19~25日の週間感染者数が日本は前週比12%減の53万5502人で、10週連続世界最多となりました。36万人のアメリカ、35万人のロシアが続きます。

 週間死者数はアメリカの2484人が最多で、712人のロシアに次いで日本は659人に上っています。

 世界全体の週間感染者数は前週比11%減の300万人で、死者は同18%減の8901人。いずれも全地域で減少しているものの、依然として高い水準が続いています。

 2022年9月29日(木)

🟧春節による移動で日本への影響懸念 中国で拡大の「ヒトメタニューモウイルス感染症」

 呼吸器感染症の「ヒトメタニューモウイルス(hMPV)感染症」は、国内外で例年患者報告がある疾患で、風邪に似た軽い症状ですむことが多いものの、人によっては重症化リスクを伴います。ワクチンや特効薬が存在しないのも特徴です。流行が伝えられる中国では1月28日から春節(旧正月)に伴う...