国内の新型コロナウイルス感染者は10日午前10時現在、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」乗船者を含めた累計で2156万6002人となりました。1週間の新規感染者は20万8572人で、前週(28万37人)と比べ7万1465人減少しました。
都道府県別の1週間の新規感染者は、東京都が2万1493人で最多。大阪府(1万5077人)、神奈川県(1万3910人)、北海道(1万3382人)と続きました。
死者は1週間で504人増え、累計で4万5557人となりました。
2022年10月10日(月)
国内の新型コロナウイルス感染者は10日午前10時現在、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」乗船者を含めた累計で2156万6002人となりました。1週間の新規感染者は20万8572人で、前週(28万37人)と比べ7万1465人減少しました。
都道府県別の1週間の新規感染者は、東京都が2万1493人で最多。大阪府(1万5077人)、神奈川県(1万3910人)、北海道(1万3382人)と続きました。
死者は1週間で504人増え、累計で4万5557人となりました。
2022年10月10日(月)
アメリカのファイザー製の新型コロナウイルスワクチンによる4回目接種後、37・5度以上の発熱が4人に1人の割合でみられたとの中間報告を、順天堂大などの研究チームがまとめました。主な副反応の頻度は3回目接種後より低い傾向にあるといいます。
7日に開かれた厚生労働省の専門家部会で報告されました。4回目接種を受けた医療従事者ら1490人のうち、接種から1週間以内に37・5度以上の発熱があった人の割合は26%、38度以上は14%でした。3回目接種後の中間報告では37・5度以上が40%、38度以上が21%で、4回目接種のほうが低い傾向にありました。
研究チームは、アメリカのモデルナ製での4回目接種後も調査しており、690人のうち37・5度以上の発熱があったのは39%、38度以上は22%でした。いずれも、ファイザー製と同様、3回目接種後の中間報告より低い傾向がみられました。
2022年10月9日(日)
新型コロナウイルスに感染して3月以降に入院した20歳未満の220人を分析したところ、およそ7割は基礎疾患がなかったことが8日、日本集中治療医学会の全国調査で明らかになりました。オミクロン型の流行が続く中、健康な子供でも一定の割合で重症化することが裏付けられた形です。
日本集中治療医学会は、子供の入院病床がある全国の医療機関を対象に、オミクロン型が感染の主流となっていた今年3月10日~8月15日に酸素投与や人工呼吸器装着が必要な中等症以上で入院した20歳未満の220人の症状や基礎疾患の有無を分析しました。この期間は感染の「第6波」以降に該当します。
この結果、150人(68・2%)は基礎疾患がありませんでした。内訳は1歳以上の未就学児69人、小学生50人、乳児(生後28日以上の0歳児)22人、中学生5人、新生児(生後28日未満)4人。症状では、特徴的なせきが出る「クループ症候群」、発熱による熱性けいれん、意識障害を起こす急性脳症などが目立つといいます。
一方、国立感染症研究所によると、1~8月に新型コロナに感染して亡くなったと報告された20歳未満の29人のうち、15人には基礎疾患がありませんでした。医療機関到着時の症状は、発熱や意識障害が多くみられました。
日本集中治療医学会の調査を取りまとめた兵庫県立こども病院の黒沢寛史医師は、「感染者数自体が急増し、子供でも中等症や重症となる例が増加傾向にあるが、健康でも重症化する恐れがあることが改めて分かった」と分析。「3密回避やマスク着用などの感染対策を続け、社会全体で子供を感染から守ってほしい」と訴えています。
子供用ワクチンを巡っては、厚生労働省が5日に生後6カ月~4歳向けのアメリカのファイザー社製を特例承認しており、24日以降に接種が始まる見通し。黒沢医師は「保護者は発症予防効果というメリットと副反応のバランスから接種の可否を判断してほしい」と話しています。
2022年10月9日(日)
厚生労働省は9日、新型コロナウイルスの感染者が全国で新たに2万2796人確認されたと発表しました。1週間前の日曜日から6000人以上減少しました。
都道府県別で感染者が最も多かったのは、東京都の2242人。次いで大阪府の1515人、神奈川県の1424人、北海道の1407人、埼玉県の1055人、愛知県の1024人でした。
また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、9日時点で137人となっています。重症者の数は8日と比べて16人減りました。
10月6日に行われた自主検査を除くPCR検査などの数は、速報値で4万3607件でした。
一方、厚生労働省は9日、大阪府内で新たに1515人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。これで大阪府内の感染者の累計は、211万5892人となりました。
また、8人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は合わせて6504人となりました。重症者は20人です。
2022年10月9日(日)
東京都は9日、新型コロナウイルスの感染者を新たに2242人確認したと発表しました。前週の同じ曜日(2日)より680人減り、12日連続で1週間前を下回りました。60~90歳代の男女4人の死亡も発表されました。
9日までの1週間の感染状況をみると、感染者は1日当たり3070・4人で、前週(4748・0人)の64・7%でした。
新規感染者を年代別でみると、最多は40歳代の384人で、20歳代が378人、30歳代が368人、10歳代が336人、50歳代が303人と続きました。65歳以上は180人でした。
病床使用率は22・3%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者数は、8人でした。
2022年10月9日(日)
大阪府岸和田市は7日、市内の医療機関で、保管期限が最大で133日切れた新型コロナウイルスワクチンを145人に誤って接種したと発表しました。健康被害の報告はないといいます。
市健康推進課によると、誤接種したのはいずれもアメリカのファイザー社製のワクチンで、冷蔵時の保管期限が切れていました。保管期限などを記載するシートへの記入が漏れていたことが原因といいます。ワクチン接種を記録するシステムで、市が別のデータ入力の誤りに気付き、確認作業をした際に見付かりました。
市は市内の医療機関にワクチンを適切に管理するよう、注意喚起した。
2022年10月8日(土)
新型コロナウイルスで重症化した患者の後遺症について日本集中治療医学会が調査した結果、1年余りたった後も半数ほどの人で記憶など認知機能の不調が続いているとみられることがわかりました。ほかの病気で重症化した場合より割合が高く、早期にリハビリを行うことが重要だと指摘しています。
日本集中治療医学会は新型コロナに感染し、一昨年の年末までに各地の合わせて32の病院で人工呼吸器による治療を受けた患者や家族を対象にアンケート調査を行い、209人から回答を得ました。
調査結果を分析した結果、集中治療室を出てから1年1カ月余りの時点で記憶や日常の動作などに不調が続いているとみられるのは、60・8%に上りました。
全体のうち、物忘れなど認知機能の不調が53・1%と半数余り、うつ状態など精神的な不調が28・7%、日常の動作の際に息切れがするなどの不調が18・7%で、複数の不調が重なる人もいました。
海外の研究では、コロナ以外で集中治療室での治療を受けた人で1年後に認知機能の不調があった人は30%余りで、コロナでは割合が高いとしています。
分析した大阪医科薬科大学の畠山淳司医師は、「感染対策でリハビリが制限され悪化を招いた可能性もある。リハビリは身体機能のほか、認知機能の回復にも効果があるので、コロナ患者に対してもできるだけ早期に行うことが重要だ」と話しています。
2022年10月8日(土)
沖縄県は19日、新型コロナウイルス感染症の流行が疑われる場合、県独自で「新型コロナ感染拡大準備情報」を発出すると発表しました。新型コロナについては、過去の感染データの蓄積が乏しいことなどから、国がインフルエンザのような注意報や警報の発令基準を設けていない一方、重症化する高齢者...