2023/02/02

🟪厚労省部会、飲む中絶薬の承認を了承 承認されれば国内初

 厚生労働省の専門家部会は1月27日、イギリスの製薬会社ラインファーマが開発した人工妊娠中絶のための飲み薬について、製造販売の承認を了承しました。ただ、「社会的関心が高く、慎重な審議が必要」とし、パブリックコメント(意見公募)を実施した上で、3月にも、上部組織の薬事分科会で承認の可否を再審議するとしました。

 承認されれば、国内初の経口中絶薬となり、従来の手術法より、女性の心身に負担が少ない中絶の選択肢ができることになります。

 飲み薬の名称は「メフィーゴパック」で、妊娠9週0日までの妊婦が対象。妊娠の継続に必要な黄体ホルモンの働きを抑える薬「ミフェプリストン」と、子宮を収縮させる薬「ミソプロストール」の2種類を組み合わせて服用します。承認された場合、希望する妊婦は、医療機関を受診し、母体保護法指定医のもとで服用することになる見込みです。

 国内の臨床試験では、薬を使った中絶を望む18~45歳の妊婦120人のうち、93・3%が服用後24時間以内に中絶に至りました。6割に下腹部痛や 嘔吐(おうと)などがみられましたが、多くが軽症か中程度の症状でした。

 薬による中絶は、世界保健機関(WHO)が安全で効果的な方法として推奨しており、海外では少なくとも65以上の国と地域で使用されています。

 専門家からは「女性の心身の負担が軽減できる」との期待が寄せられる一方、「薬には効き方に個人差がある」などの慎重な声も上がっています。

 2023年2月2日(木)

2023/02/01

🟪新型コロナ、全国で新たに5万5537人感染 前週より2万4000人減

 厚生労働省は1日、新型コロナウイルスの新規感染者が全国で5万5537人確認されたと発表しました。前週の水曜日より約2万4000人減りました。

 また、国内で感染して亡くなった人は、大阪府で28人、千葉県で21人、三重県で19人、東京都で19人、福岡県で19人、北海道で13人、埼玉県で12人、兵庫県で11人、愛媛県で9人、大分県で8人、栃木県で8人、沖縄県で8人、熊本県で8人、宮城県で7人、山梨県で7人、愛知県で7人、神奈川県で7人、岐阜県で6人、広島県で6人、長崎県で6人、静岡県で6人、京都府で5人、佐賀県で5人、和歌山県で5人、宮崎県で5人、徳島県で5人、福島県で5人、茨城県で5人、香川県で5人、山口県で4人、滋賀県で4人、奈良県で3人、岡山県で3人、秋田県で3人、群馬県で36人、高知県で3人、岩手県で2人、新潟県で2人、石川県で2人、鳥取県で2人、富山県で1人、山形県で1人の合わせて308人、累計で6万8399人となっています。

 都道府県別の新規感染者は東京都の4012人が最多で、愛知県3586人、大阪府3490人、

兵庫県3311人、神奈川県2863人、埼玉県2646人、福岡県2644人、静岡県2601人、千葉県2316と続きました。北海道は1434人でした。

 また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、1日時点で496人となっています。重症者の数は1月31日と比べて12人減りました。

 一方、厚生労働省は1日、大阪府内で新たに3490人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。これで大阪府内の感染者の累計は277万2534人となりました。

 また、28人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は合わせて8032人となっています。重症者は31日より2人少ない84人です。

 2023年2月1日(水)

🟪東京都、4012人の新型コロナ感染を確認 15日連続で前週比減

 東京都は1日、新型コロナウイルス感染者を新たに4012人確認したと発表しました。1週間前の水曜日より1922人減り、前の週の同じ曜日を下回るのは15日連続です。

 東京都は、50歳代から100歳以上の20人の死亡も発表しました。

 1日までの週平均の感染者は3998・9人で、前週(5993・7人)の66・7%でした。

 1日の新規感染者の年代は30歳代の665人が最多で、40歳代654人、20歳代553人、50歳代496人、10歳代373人、5~9歳272人、70歳代225人、1~4歳203人、80歳代192人、60~64歳180人、65~69歳105人、90歳以上68人、0歳25人。重症化しやすいとされる65歳以上の高齢者は590人でした。発表人数以外に医師の陽性判定を受けていない感染者も少なくないとみられます。

 病床使用率は45・5%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者は、前日より1人多い35人でした。

 都内の累計感染者数は、427万1821人となりました。

 2023年2月1日(水)

2023/01/26

🟪全国で新たに5万9885人が新型コロナに感染 前週より3万6000人減

 厚生労働省は26日、新型コロナウイルスの新規感染者が全国で5万9885人確認されたと発表しました。前週の木曜日より約3万6000人減りました。

 また、国内で感染して亡くなった人は、福岡県で34人、大阪府で29人、埼玉県で28人、静岡県で27人、愛知県で25人、東京都で25人、千葉県で19人、兵庫県で16人、北海道で16人、熊本県で14人、鹿児島県で13人、群馬県で11人、茨城県で10人、京都府で9人、神奈川県で9人、沖縄県で8人、長野県で8人、大分県で7人、奈良県で7人、宮城県で7人、和歌山県で6人、岐阜県で6人、岡山県で6人、新潟県で6人、三重県で5人、山口県で5人、栃木県で5人、長崎県で5人、宮崎県で4人、広島県で4人、愛媛県で4人、滋賀県で4人、青森県で4人、佐賀県で3人、岩手県で3人、徳島県で3人、福島県で3人、秋田県で3人、山形県で2人、香川県で2人、高知県で2人、富山県で1人、山梨県で1人、石川県で1人の合わせて410人、累計で6万6707人となっています。

 都道府県別の新規感染者は、東京都が最多の5061人。大阪府の4012人、愛知県の3947人、神奈川県の3729人、千葉県の2832人、兵庫県の2816人、埼玉県の2614人、福岡県の2494人と続きました。

 また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、26日時点で585人となっています。重症者の数は、25日と比べて28人減りました。

 一方、厚生労働省は26日、大阪府内で新たに4012人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。これで大阪府内の感染者の累計は275万3338人となりました。

 また、29人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は合わせて7871人となっています。重症者は25日より5人少ない86人です。

 2023年1月26日(木)

2023/01/25

🟪北朝鮮で新型コロナ再流行か 24日夜から29日まで「平壌封鎖令」

 北朝鮮では現在も、新型コロナウイルスの感染拡大を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策を続けています。しかし、1月下旬からは再び感染拡大の波が押し寄せている模様です。

 中国との間の国境封鎖が長期化して経済的に疲弊する中で、ゼロコロナ政策にこだわる北朝鮮指導部と、封鎖解除を望む住民の思いには隔たりも出始めています。感染者が爆発的に増えている中国との国境を開けば、北朝鮮でも感染者が急増することは避けられず、金正恩政権のコロナ政策は正念場を迎えつつあります。

 「平壌(ピョンヤン)で発熱者が急増し、24日夜から29日まで封鎖される」。中朝国境でこうした情報が駆け巡ったのは24日午前でした。中朝関係筋によると、平壌訪問中だった地方住民は24日午後10時までに平壌を離れるよう促されました。公式メディアは感染拡大を具体的に報じてはいないものの、同日付の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、防疫機関や住民による感染対策の強化を呼び掛ける記事を掲載しました。

 一方、北朝鮮専門英語ニュースサイト「NKニュース」は24日夜、平壌在住者の証言として「平壌市内でロックダウン(都市封鎖)のうわさが広がり、食料品などの買い占めが起きている」と伝えました。

 また、NKニュースは、北朝鮮の官報を引用し、平壌市民は25日から29日まで自宅待機し、毎日複数回の検温が求められていると伝えました。

 官報には、新型コロナウイルスへの言及はありません。平壌で拡大している疾患には一般的な風邪も含まれているといいます。

 都市封鎖が他の地域でも実施されているのかどうかは不明で、公式メディアはこの件について報じていません。

 専門家は平壌封鎖について、新型コロナウイルスの感染再拡大への対応の可能性が高いとし、北朝鮮の医療システムは世界的にも脆弱(ぜいじゃく)だと指摘しました。設備の整った病院は少なく、集中治療室(ICU)はほとんどありません。

 国民約2500万人は、新型コロナのワクチン未接種とみられています。ただ、中国からワクチンがいくらか届けられた可能性があるとの報道もあります。

 2023年1月25日(水)

🟪中国、1日に694万人が新型コロナ感染 昨年12月22日のピーク時

 中国疾病予防コントロールセンターは25日、同国での1日の新型コロナウイルス感染者数について、昨年12月9日以降は同月22日の694万人がピークだったと明らかにしました。全国のPCR検査結果に基づく数字で、1月23日には1万5000人にまで減少しました。

 同センターの専門家は人口の約80%が感染したとの分析をすでに発表、人口14億人のうち11億人超が感染したとみられています。 

 医療機関での新型コロナ関連死は1月4日の4273人が最多で、1月23日は896人でした。昨年12月以降の感染例はすべてオミクロン型の派生型で、「BA・5・2」が約70%、「BF・7」が約28%でした。

 2023年1月25日(水)

🟪豊胸サプリ販売会社に課徴金1億円 根拠なく宣伝と消費者庁

 合理的な根拠がないにもかかわらず、SNSの「インスタグラム」やインターネット広告を通じて「簡単にバストアップ」などと宣伝してサプリメントを販売していたのは景品表示法に違反するとして、消費者庁は東京都のインターネット通販の会社に対して、1億1100万円余りの課徴金を支払うよう命じました。

 課徴金の支払いを命じられたのは、東京都豊島区にあるインターネットでの通販事業などを行っている「アシスト」です。

 消費者庁によりますと、アシストはSNSのインスタグラムやインターネット広告で商品のサプリメントの宣伝を行う際、2018年3月〜2022年6月、「#胸大きく」や「簡単にバストアップ」などと飲むだけで豊胸効果が得られるかのように表示していたということです。

 このうちインスタグラムでの宣伝は、広告であることを伏せた、いわゆる「ステルスマーケティング(ステマ)」で、投稿者の実体験であるかのように表示されていました。

 表示の根拠について資料を提出しなかったため、消費者庁は2021年11月、景品表示法の「優良誤認」に当たるとしてアシストに対して再発防止などを命じていましたが、24日、課徴金として1億1716万円を支払うよう命じました。消費者庁がステマを使った宣伝について、課徴金納付命令を出したのは初めて。

 命令を受けたことについて、アシストの親会社「アクガレージ」(東京都豊島区)は「大変反省しており、二度と同じ事を起こさない体制づくりに努めてまいります」としています。

 2023年1月25日(水)

🟪百日せきの流行さらに拡大、1週間で過去最多の3578人 

 感染によって、けいれん性の激しいせきが出る「百日せき」の流行が、拡大しています。国立健康危機管理研究機構によると、7月6日までの1週間、医療機関からの報告数が、全国で3578人と過去最多をさらに更新しました。都道府県別では、東京都の277人が最多で、埼玉県が254人と2番目に...