神戸市中央区の神戸港に8日、イギリス船籍の大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」(定員約2700人)が入港しました。新型コロナウイルスの感染拡大で停止していた国際クルーズ船の受け入れが、3年ぶりに再開しました。
同船は2020年2月、新型コロナの集団感染が発生。横浜港から搬送された乗客が死亡し、政府が訪日クルーズの受け入れを停止する切っ掛けとなりました。
受け入れは3月から国内各港で再開しました。同船は2月12日にアメリカのサンディエゴを出発し、グアムなどを経て、8日朝、神戸市消防局の消防艇による歓迎放水を受けながら、全長290メートル、約11万6000トンの巨体を着岸させました。
検温や入国審査を済ませた乗客は下船し、ツアーバスなどで半日観光に出発しました。神戸市内を歩き回るというアメリカの女性(62)は「日本は多くの人がまだマスクを着けているというので、マスクを忘れずに持ってきました」と話していました。
神戸港には11日にもアメリカの会社が運航する豪華客船「セブンシーズ・エクスプローラー」が寄港します。
2023年3月8日(水)