2023/03/12

🟪マスク着用、13日から個人判断に 混雑電車内や医療施設などでは着用推奨

 新型コロナウイルスの感染対策としてのマスク着用が、13日から個人の判断にゆだねられます。これまで屋内では原則、着用することが求められていたものの、スーパーやレジャー施設などでは来店客への着用を必ずしも求めないなど、政府の方針に合わせて対応を見直す動きが広がっています。ただ、感染リスクの高い場所では着用が推奨されており、専門家は外出時にマスクを携帯するよう呼び掛けています。

 13日以降は屋内外問わず着用は個人の判断になりますが、感染リスクが高い状況では引き続き着用を推奨します。例えば、通勤ラッシュなど混雑した電車やバスに乗る時のほか、医療機関や高齢者施設を訪れる場合です。濃厚接触者も7日間はマスクをするのが望ましいとされています。また、重症化リスクの高い高齢者や持病のある人、妊婦が混雑した場所に行く際には着用するよう呼び掛けています。

 小売りや宿泊など業種別のガイドラインの改定も進みます。内閣府によると、9日時点で195業界のうち187業界でマスク着用のルールなどに関して見直しが完了しました。小売りや外食、百貨店など153業界のガイドラインでは、政府と同様に着用は個人の判断にゆだねるとしました。

 JRなど鉄道各社で作る「鉄道連絡会」は感染対策のガイドラインを改定し、マスク着用を利用客に呼び掛ける記載を削除しました。国内の航空会社が加盟する「定期航空協会」も乗客への着用の要請を取りやめます。

 エステやクラシック音楽などの18業界では従業員にマスク着用を要請します。バスケットボール男子のBリーグや日本柔道整復師会など16業界では、従業員と利用者にマスクの着用を求めるなど、業界ごとに対応が分かれる結果となり、緩和も段階的です。

 2023年3月12日(日)

🟪新型コロナのデータ集計終了 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学

 新型コロナウイルスの感染が広がった当初から、世界の感染状況をまとめ、インターネットで発信してきた、アメリカのメリーランド州ボルチモアに本部を置くジョンズ・ホプキンス大学の特設サイトが、10日、データの更新を終了しました。リアルタイムに公開される情報が少なくなり、正確なデータの把握が難しくなったことが理由だとしています。

 この特設サイトはジョンズ・ホプキンス大学が2020年1月に立ち上げ、新型コロナの発生状況や死者数などの世界中の最新データを、国や地域ごとにまとめて発信してきました。

サイトはインターネット上で公開された各国政府の情報を自動的に収集するなどしてデータの更新を続け、日本や海外のメディアが世界の感染状況を伝えるのに利用するなど、さまざまな形で活用されてきました。

 しかし、最近になり、リアルタイムに公開される情報が少なくなり、正確なデータの把握が難しくなったとして、更新の終了を決めたということです。

 大学によりますと、現地時間の10日午前8時すぎに最後のデータ更新を行ったということで、今後もこれまで集めた2020年1月22日から2023年3月10日までのデータは公開するとしています。

 運営に携わったジョンズ・ホプキンス大学の研究者、ベス・ブラウアーさんは「更新終了は複雑な気持ちだ。パンデミックはまだ終わっていないが、世界が新型コロナを理解するのに重要な役割を果たせたことを誇りに思っている」と話していました。

 2023年3月12日(日)

🟪東京都で606人が新型コロナ感染 前週比90・7%、死者3人

 厚生労働省は12日、東京都内で新たに606人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1週間前の日曜日より99人減りました。前の週の同じ曜日を下回るのは3日ぶりです。

 1週間平均の新規感染者数は、12日時点で747・6人で、前の週に比べて90・7%。

 新規感染者606人を年代別でみると、0歳8人、1~4歳25人、5~9歳20人、10歳代71人、20歳代110人、30歳代86人、40歳代81人、50歳代90人、60~64歳29人、65~69歳24人、70歳代30人、80歳代25人、90歳以上7人。重症化しやすいとされる65歳以上の高齢者は86人でした。

 入院患者は589人で、病床使用率は11・1%。人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使っている重症の患者は、11日と同じ7人でした。

 一方、感染が確認された80歳代から90歳代の男女3人が死亡しました。

 東京都の累計は感染者432万4448人、死者8008人となりました。

 2023年3月12日(日)

🟪全国で新たに7013人感染 新型コロナ、43人死亡

 厚生労働省は12日、新型コロナウイルスの新規感染者が全国で7013人確認されたと発表しました。前週の日曜日より約1700人減りました。

 また、国内で感染して亡くなった人は、大阪府で4人、岡山県で4人、兵庫県で3人、埼玉県で3人、愛知県で3人、東京都で3人、熊本県で3人、神奈川県で3人、静岡県で3人、千葉県で2人、宮城県で2人、長崎県で2人、京都府で1人、北海道で1人、大分県で1人、山梨県で1人、岐阜県で1人、栃木県で1人、群馬県で1人、高知県で1人の合わせて43人、累計で7万3199人となっています。

 都道府県別の新規感染者数の最多は東京都で606人。次いで愛知県の426人、大阪府の424人、神奈川県の323人、兵庫県の319人、埼玉県の318人、福岡県の309人、千葉県の289人と続きました。

 また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、12日時点で107人となっています。重症者の数は、11日と比べて2人減りました。

 一方、厚生労働省は12日、大阪府内で新たに424人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。これで、大阪府内の感染者の累計は282万230人となりました。

 また、4人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は、合わせて8415人となっています。重症者は、11日より1人多い14人です。

 2023年3月12日(日)

🟪東京都で新たに805人感染 新型コロナ、前週から10人増

 東京都は11日、都内で新たに新型コロナウイルスの感染者が805人確認されたと発表しました。1日当たりの新規感染者数は、前週土曜日の795人よりも10人多くなりました。

 1週間平均の新規感染者数は、11日時点で761・7人で、前の週に比べて90・8%。

 新規感染者805人を年代別でみると、0歳4人、1~4歳26人、5~9歳39人、10歳代77人、20歳代130人、30歳代119人、40歳代119人、50歳代118人、60~64歳41人、65~69歳21人、70歳代63人、80歳代36人、90歳以上12人。重症化しやすいとされる65歳以上の高齢者は132人でした。

 また、人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使っている重症の患者は、10日より1人減って7人でした。

 入院患者は583人で、重症者用の病床使用率は10日と変わらず5・1%、全体の病床使用率は0・1ポイント上がって10・9%となっています。

 死亡した人は、いませんでした。

 東京都の累計は感染者432万3842人、死者8005人となりました。

 2023年3月12日(日)

2023/03/11

🟪全国で新たに9100人感染 新型コロナ、118人死亡

 厚生労働省は11日、新型コロナウイルスの新規感染者が全国で9100人確認されたと発表しました。前週の土曜日より約1300人減りました。

 また、国内で感染して亡くなった人は、沖縄県で75人、埼玉県で8人、大阪府で5人、愛知県で4人、神奈川県で4人、北海道で2人、愛媛県で2人、新潟県で2人、福島県で2人、群馬県で2人、茨城県で2人、高知県で2人、兵庫県で1人、千葉県で1人、山梨県で1人、広島県で1人、徳島県で1人、福岡県で1人、長野県で1人、静岡県で1人の合わせて118人、累計で7万3156人となっています。

 沖縄県は2021年8月22日から2022年12月16日にかけての情報を精査した結果、新たに死亡が確認された75人について公表しました。

 都道府県別の新規感染者数の最多は東京都で805人。次いで大阪府の536人、愛知県の530人、埼玉県の455人、神奈川県の450人、北海道の357人、福岡県の340人、千葉県の331人、新潟県の324人と続きました。

 また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、11日時点で109人となっています。重症者の数は、10日と比べて7人減りました。

 一方、厚生労働省は11日、大阪府内で新たに536人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。これで、大阪府内の感染者の累計は281万9806人となりました。

 また、5人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は合わせて8411人となっています。重症者は10日より2人少ない13人です。

 2023年3月11日(土)

🟪アメリカ、新規感染者の約9割「XBB・1・5」に 感染者は1月以降減少傾向

 アメリカで広がる新型コロナウイルスのオミクロン型「XBB・1・5」について、アメリカ疾病対策センター(CDC)は、国内で新たに感染した人の約9割がこのウイルスに感染しているとする最新の推計を発表しました。

 アメリカのCDCは、3月11日までの1週間に、国内で新型コロナに新たに感染した人のうち、89・5%がオミクロン型「XBB・1・5」に感染しているとする推計を発表しました。

 前の週の87%と比べるとわずかに増加し、昨年(2022年)12月以降、感染者に占める割合が上昇し続けています。

 一方、アメリカで新たに報告された感染者の数は、3月8日の時点で一日平均約2万4000人と、1月以降、減少傾向が続いています。

 また、3月8日の時点で、新たに入院する患者の数は一日平均約2800人、死者の数は一日平均約270人で、いずれも1月以降、おおむね減少する傾向が続いています。

 アメリカ国内の感染状況について、CDCは、地域ごとに「低い」「中程度」「高い」の3段階に分類して発表していますが、3月9日の時点で約85%の地域が「低い」に分類され、「高い」に分類された地域は全体の約2%にとどまっています。

 2023年3月11日(土)

🟪新型コロナ、沖縄県が独自で注意喚起へ 流行時に「拡大準備情報」を発出 

 沖縄県は19日、新型コロナウイルス感染症の流行が疑われる場合、県独自で「新型コロナ感染拡大準備情報」を発出すると発表しました。新型コロナについては、過去の感染データの蓄積が乏しいことなどから、国がインフルエンザのような注意報や警報の発令基準を設けていない一方、重症化する高齢者...