熊本県は上益城郡に住む高齢の女性がマダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染し、死亡したと20日、発表しました。
熊本県によりますと、死亡したのは上益城郡に住む78歳の女性です。
女性は3月6日に腕の黒いかさぶたに気付き、医療機関を受診。16日に発熱などの症状が出たため別の医療機関に入院しました。
その後の検査でマダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群に感染していることがわかったということです。
女性は19日、容体が急変し、20日、死亡しました。
女性は、普段から家庭菜園で草取りをしていたということで、その際にマダニにかまれた可能性があるということです。
重症熱性血小板減少症候群による死者は、熊本県内で今年初めてです。
熊本県は森林や草地、畑などマダニが多く生息する場所に行く時には長袖・長ズボンを着るよう呼び掛けています。
2023年3月21日(火)