2023/04/18

🟩沖縄県、エムポックス疑い患者の診療拒否相次ぐ 水面下で感染拡大の恐れ 

 ウイルス感染症「エムポックス(サル痘)」の可能性がある受診希望者が、医療機関から診療を断られる事例が沖縄県内で複数生じていることが明らかになっています。感染に不安を感じる人の相談先や医療の受け入れ態勢の整備は不十分で、対応の遅れによる感染拡大が懸念されています。沖縄県も診療拒否を把握しており、相談先や診療可能な医療機関リストを公表する検討に入りました。

 沖縄県は現在、ホームページなどで、発疹などエムポックスを疑う症状があれば最寄りの医療機関を受診するよう案内しています。感染に不安を感じる人向けの相談窓口は明示していません。

 主にHIVやエイズに関し適切な治療を受けられるようサポートする沖縄県感染症診療ネットワークコーディネーターの新里尚美さんには4月以降、土日を除く10日間で、感染の不安を訴える男女30人から電話相談がありました。このうち、明確に診療を拒否されたのは少なくとも3人。発熱や発疹の症状があることから、複数の医療機関に受診の可否を問い合わせたものの、「専門ではない」「急性期病院に行ってほしい」などと断られたといいます。

 沖縄県内では4月7日以降、県内在住の40歳代男性と30歳代男性の3人のエムポックス感染が確認されています。2人に接触はなく、40歳代男性は発熱のほか、発疹、喉の痛みなど、30歳代男性は発熱のほか、歯茎の痛みなどの症状がありました。

 13日時点で国内のエムポックス感染者はすべて男性ですが、性別や年齢を問わずうつるため、海外では女性や子供の感染例もあります。免疫が低下している人や子供は重症化することもあるため、年齢や性別を問わず、手指消毒などの感染対策に注意が必要。

 2023年4月18日(火)

🟩新型コロナワクチン接種後に死亡、12人に一時金など支給 計53人に

 新型コロナウイルスワクチンを接種した後に亡くなった男女12人について、厚生労働省は接種が原因で死亡した可能性が否定できないとして、死亡一時金などを支給することを決めました。

 新型コロナウイルスのワクチン接種を巡っては、接種した後に死亡した人について因果関係が否定できないと国が認定した場合には、予防接種法に基づいて死亡一時金などが支給され、これまでに20歳代から90歳代までの男女41人が認められています。

 厚労省は17日、接種後に急性心不全や脳出血、突然死などで亡くなった、23歳から93歳の男女12人ついて、新たに救済の対象とすることを決めました。

 このうち11人は高血圧症や糖尿病などの基礎疾患があったということで、厚労省は死亡診断書やカルテの記載などを踏まえて、因果関係が否定できないと判断したとしています。

 接種したワクチンの種類や接種回数などは、明らかにしていません。

 死亡一時金などの支給が認められたのは、これで53人となりました。

 今回発表された12人について厚生労働省は、当初、死亡一時金が認定された件数と発表していましたが、このうち1人については葬祭料のみの申請だったと発表を訂正しました。

 2023年4月18日(火)

2023/04/17

🟩全国で新たに3499人感染 新型コロナ、9人死亡

 厚生労働省は17日、新型コロナウイルスの新規感染者が全国で3499人確認されたと発表しました。前週の月曜日より約200人増えました。

 また、国内で感染して亡くなった人は、大阪府で2人、香川県で2人、佐賀県で1人、兵庫県で1人、宮城県で1人、山口県で1人、東京都で1人の合わせて9人、累計で7万4244人となっています。

 都道府県別の新規感染者数の最多は東京都で474人。次いで神奈川県の278人、広島県の202人、大阪府の195人、千葉県の183人、埼玉県の181人、北海道の163人、茨城県の129人、兵庫県の123人と続きました。

 また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、17日時点で57人となっています。重症者の数は、16日と比べて1人減りました。

 一方、北海道は17日、道内で新たに163人が新型コロナウイルスに感染し、感染していた2人が死亡したと発表しました。日別の感染者数は前週の月曜日より12人多く、2日連続で前週の同じ曜日を上回りました。

 発表者別の感染者数は札幌市が84人、道立保健所管内が61人、函館市が15人、旭川市が2人、小樽市が1人。死亡したのは70歳代2人。

 道内の感染者数は延べ134万8346人、死者は計4577人となりました。

 2023年4月17日(月)

🟩東京都で新たに474人感染 新型コロナ、1人死亡

 厚生労働省は17日、東京都内で新たに474人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1週間前の月曜日より16人増えました。

 1週間平均の新規感染者数は、17日時点で1111・7人で、前の週に比べて104・1%。

 新規感染者474人を年代別でみると、0歳1人、1~4歳11人、5~9歳9人、10歳代37人、20歳代103人、30歳代89人、40歳代82人、50歳代83人、60~64歳25人、65~69歳6人、70歳代16人、80歳代10人、90歳以上2人。重症化しやすいとされる65歳以上の高齢者は34人でした。

 入院患者は600人で、病床使用率は11・7%。人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使っている重症の患者は、16日と同じ5人でした。

 一方、感染が確認された70歳代の男性1人が死亡しました。

 東京都の累計は感染者435万5531人、死者8082人となりました。

 2023年4月17日(月)

2023/04/16

🟩マラリア新ワクチン、ガーナが世界初の承認 80%弱の予防効果を期待

 イギリスのオックスフォード大学は15日までに、西アフリカのガーナが同大学開発のマラリア用の高性能な新ワクチンを世界で初めて承認したと発表しました。複数回の接種で、80%弱の予防効果を期待できるとみられます。既存のマラリアワクチンの予防効果は30%程度でした。

 ガーナの隣国ブルキナファソで行われた小規模な臨床試験で、高い予防効果が確認されました。

 世界保健機関(WHO)は予防効果が少なくとも75%あるマラリアワクチンの開発目標を掲げてきました。今回のワクチンは目標を初めて満たす水準となり、マラリアがまん延する発展途上国で広く普及する可能性があります。

 蚊が媒介する寄生虫が引き起こすマラリアは、毎年2億人以上の感染が報告され、その94%はアフリカ大陸です。重症化すると多臓器不全や脳症を起こし、年間40万人以上が死亡しますが、その約3分の2、26万人以上は5歳未満の子供たちです。

 2023年4月16日(日)

🟩全国で新たに7028人感染 新型コロナ、15人死亡

 厚生労働省によりますと、16日に発表した全国の新たな新型コロナウイルス感染者は空港の検疫などを含め7028人となっています。1週間前の日曜日(9日)より51人減りました。前の週の同じ曜日を下回るのは15日ぶりです。

 また、国内で感染して亡くなった人は神奈川県で3人、大阪府で2人、愛知県で2人、大分県で1人、奈良県で1人、山梨県で1人、東京都で1人、栃木県で1人、福岡県で1人、茨城県で1人、長野県で1人の合わせて15人、累計で7万4235人となっています。

 都道府県別の新規感染者数の最多は東京都で891人。次いで大阪府の527人、神奈川県の477人、千葉県の393人、埼玉県の352人、北海道の336人、愛知県の317人、兵庫県の314人、広島県の272人、福岡県の237人、長野県の213人と続きました。

 また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、16日時点で58人となっています。重症者の数は、15日と比べて5人増えました。

 一方、北海道は16日、道内で新たに336人が新型コロナウイルスに感染し、死者はいなかったと発表しました。日別の感染者数は前週の日曜日より12人多く、4日ぶりに前週の同じ曜日を上回りました。

 発表者別の感染者数は道立保健所管内が122人、札幌市が113人、函館市が62人、旭川市が31人、小樽市が8人。

 道内の感染者数は延べ134万8183人、死者は4575人。

 新たなクラスター(感染者集団)は4件。このうち2件は高齢者施設で、胆振(いぶり)管内で7人、空知管内で5人が感染しました。このほか、旭川市の住宅型有料老人ホームで2件あり、6~7人の感染が確認されました。

 2023年4月16日(日)

🟩東京都で新たに891人感染 新型コロナ、2日連続で1週間前を下回る

 厚生労働省は16日、東京都内で新たに891人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1週間前の日曜日(9日)より65人減り、2日連続で1週間前を下回りました。

 1週間平均の新規感染者数は、16日時点で1109・4人で、前の週に比べて104・4%。

 新規感染者の年代別は、0歳9人、1~4歳21人、5~9歳40人、10歳代68人、20歳代159人、30歳代122人、40歳代130人、50歳代166人、60~64歳51人、65~69歳23人、70歳代61人、80歳代32人、90歳以上9人。重症化しやすいとされる65歳以上の高齢者は125人でした。

 入院患者は583人で、病床使用率は11・3%。人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使っている重症の患者は、15日より1人増えて5人でした。

 一方、感染が確認された70歳代の男性1人が死亡しました。

 東京都の累計は感染者435万5057人、死者8081人となりました。

 2023年4月16日(日)

🟩歯科医の倒産・休廃業が最多 1~10月で126件、後継者不足や材料高が打撃に

 歯科医院の倒産が相次いでいます。帝国データバンクの調査によると、今年1〜10月の倒産(負債額1000万円以上)と休廃業・解散を合わせた件数は前年同期の1・8倍の126件。すでに2023年の年間累計104件を抜き、2000年の集計開始以降の年間最多を更新しました。歯科医の高齢化...