2024/07/24

🟧熱中症疑い、全国で1週間に9078人病院搬送 今季2番目に多く、死者は6人

 7月21日までの1週間に熱中症で病院に搬送された人は、全国で9000人余りに上ったことが、総務省消防庁のまとめでわかりました。

 総務省消防庁によりますと、7月15日から21日までの1週間に、熱中症で病院に運ばれた人は全国で合わせて9078人で、前の1週間より2800人余り多く、今シーズン2番目に多くなりました。

 このうち、死亡した人は新潟、香川、福岡など6県の計6人で、入院が必要な「重症」や「中等症」が合わせて2768人、「軽症」が6180人でした。

 年齢別では、65歳以上の高齢者が5058人と、全体の5割を超えたほか、18歳以上65歳未満が3144人、7歳以上18歳未満が825人、7歳未満が51人でした。

 都道府県別では、東京都が757人と最も多く、次いで、大阪府の719人、愛知県の573人などとなったほか、北海道では314人と、前の週と比べると約3・2倍に増えました。

 また、場所別では、住宅が3380人、次いで、道路が1661人、屋外の競技場や駐車場が1301人などとなっています。

 7月21日までの累計は3万4547人で、昨年同時期に比べ3045人多くなっています。

 6月、1カ月のまとめも発表され、全国で7275人と、6月としては統計を取り始めた2010年以降、2022年の1万5969人に次いで2番目の多さとなりました。

 死亡した人は5人で、6月も65歳以上の高齢者が半数以上を占めています。

 総務省消防庁は、「6月は梅雨の期間中でも暑くなり、湿度も高かったため、熱中症の搬送が多くなったとみられる。本格的な夏を迎えるが、『熱中症警戒アラート』が発表されたら、外出を控えるほか、エアコンを使ったり、こまめに水分をとったりするなど、熱中症への対策をとってほしい」と呼び掛けています。

 2024年7月24日(水)

2024/07/23

🟧HPVワクチンの無料キャッチアップ接種、今年度末まで

 子宮頸(けい)がんなどを防ぐHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンを巡って、厚生労働省は接種の機会を逃していた女性が無料で接種できるキャッチアップ接種を実施していますが、期限が今年度末となっていることから、周知するためのキャンペーンを開始しました。

 子宮頸がんなどを防ぐためのHPVワクチンを巡っては、接種後に体の痛みを訴えた人が相次いだことなどから、一時、積極的な接種の呼び掛けが中止されましたが、有効性や安全性が確認できたとして、一昨年4月、積極的な呼び掛けが再開されました。

 そして、呼び掛けを中止した期間に接種していなかった、1997年度から2007年度生まれの女性を対象に、公費で打てる「キャッチアップ接種」が実施されています。

 無料で接種できるのは来年3月末までですが、接種は3回行う必要があり約半年かかることから、期間内に終えるためには今年9月末までに1回目を受ける必要があります。

 一方で、厚労省がキャッチアップ接種の対象者に、制度を知っているか尋ねたところ、約半数が「知らない」と回答したということで、厚労省は全国の7つの大学でキャンペーンを行うなどして、周知を進めています。

 周知キャンペーンを企画した厚労省参与で、静岡社会健康医学大学院大学の溝田友里准教授は、「ワクチンを接種するかは個人の判断によるもので、周りが強制するものではなく、期限が迫っているから急いで受けなければいけないというものでありません。また、初めて接種する場合にはやはり副反応の心配もあると思いますので、スケジュールに余裕がある夏休み期間のこのタイミングに、効果とリスクについて十分に知った上で、検討していただきたい」と話しています。

 また、大学生などが住民票がない市町村で接種を希望するケースが多いことについて、「住民票がない市町村で接種を希望される場合は住民票がある市町村にまずはお問い合わせください。多くの自治体では住民票がない地域でも受けられる措置を取っているので気軽に相談してほしい」と呼び掛けていました。

 2024年7月23日(火)

2024/07/22

🟧東京都内、熱中症の疑いで80人救急搬送

 東京消防庁によりますと、22日都内では、午後3時までに3歳から97歳までの合わせて80人が、熱中症の疑いで救急搬送されました。

 このうち、20歳代と60歳代の男性2人が重症、10歳代から90歳代の28人が中等症、3歳から90歳代の50人が軽症です。

 東京消防庁は、のどが渇く前にこまめに水分を補給するほか、室内で適切に冷房や扇風機を利用するなどして、対策を徹底するよう呼び掛けています。

 神奈川県によりますと、22日午後3時までに県内では45人が熱中症の疑いで搬送され、このうち4人が重症だということです。

 搬送された45人のうち、20人が65歳以上の高齢者でした

 埼玉県消防課によりますと、22日午後4時の時点で熱中症の疑いで合わせて77人が救急搬送されたということです。

 このうち中等症が19人、軽症が58人となっています。

 年代別では7歳以上18歳未満が7人、18歳以上65歳未満が30人、65歳以上の高齢者が40人となっています。

 県は、エアコンを使ったり水分をこまめに補給したりして、熱中症の対策を徹底するように呼び掛けています。

 千葉県によりますと、県内では22日午後4時までに55人が熱中症の疑いで搬送されました。

 死亡した人や3週間以上の入院が必要な重症の患者はいませんでした。

 県は、エアコンの適切な使用やこまめな水分補給など、熱中症の対策を徹底するよう呼び掛けています。

 2024年7月22日(月)

2024/07/21

🟧東京都のコロナ感染者が10週連続で増加 都医師会「昨夏のピークを上回る恐れ」

 東京都内で新型コロナウイルスの感染者が増えています。都によると、8~14日の定点医療機関当たりの感染者報告数は7・56人(前週7・14人)で、10週連続の増加となりました。都医師会は、昨夏のピークを上回る流行となる恐れがあるとして、マスクの着用や手洗いなど感染対策の徹底を呼び掛けています。

 8~14日には、都内419カ所の定点医療機関のうち416カ所から3146人の感染報告がありました。年代別では10歳代が最も多く、50歳代、40歳代が続きました。

 都内の感染者数は5月ごろから増加が続いており、都医師会の尾崎治夫会長は16日にあった定例会見で、「昨年同時期の流行状況とかなり類似している」と指摘。「5類に移行して関心が薄れているが、このペースでいくと昨夏のピークより感染者が多く出るのではないか」と危機感を示しました。

 尾崎会長は特に、猛暑が続く中で高齢者の体力や免疫力が低下しているとして、「暑さとコロナの発熱、のどの強い痛みなどが重なると、持病が悪化して重症化する可能性がある」と話しました。

 また、手のひらや口の中に水疱(すいほう)状の発疹ができる手足口病も流行が続いています。子供を中心に夏に流行する感染症で、定点当たりの患者数は前週比2・42人増の16・39人と5週連続で「警報」レベルを超えました。

 都によると、都内では例年、8~9月にかけてピークを迎えるものの、今年は異例の早さで感染が拡大しています。アルコール消毒は効きにくく、せっけんでのこまめな手洗いやマスクの着用などが有効といいます。

 コロナや手足口病患者の増加を受け、小池百合子都知事は19日の定例会見で、「熱中症にも注意し、それぞれの状況に応じて対応策を講じていただきたい」と訴えました。

 2024年7月21日(日)

2024/07/19

🟧新型コロナウイルス感染者、10週連続増加 主流は変異株「KP・3」

 厚生労働省は19日、全国約5000の定点医療機関から8~14日に報告された新型コロナウイルスの感染者数は5万5072人だったと発表しました。1医療機関当たり11・18人で、前週比1・39倍。10週連続の増加となりました。

 感染者は北海道と沖縄県を除く45都府県で前週より増加しました。都道府県別では、鹿児島県が31・75人(前週23・13人)、佐賀県が29・46人(同16・31人)、宮崎県が29・34人(同19・74人)、沖縄県が28・57人(同29・92人)、熊本県が26・33人(同18・24人)の順となっています。これまで11週連続で患者数が全国1位だった沖縄県を、鹿児島県、佐賀県、宮崎県が上回りました。

 現在、流行の主流となっているのは、広がりやすいとされる変異株「KP・3」。過去の流行でも夏に感染拡大が見られており、専門家は「第11波に入っている」との見方を強め、対策を促しています。

 流行中のKP・3は冬に多く検出されたオミクロン株「JN・1」から派生し、4~5月ごろに主流となりました。東京大の研究チームはJN・1と比べ広がりやすく、感染やワクチンによって獲得した免疫を逃れる力が強いという分析結果を発表しています。

 日本感染症学会理事長の長谷川直樹・慶応大教授(感染症学)は、「第11波に入っているのではないか。かからない、広げないことが大事だ」と指摘しています。

 厚労省は、「こまめに手洗いや消毒をし、窓を開けて室内の換気をするようにしてほしい」と呼び掛けています。

 2024年7月19日(金)

2024/07/18

🟧熱中症で病院搬送、1週間で全国の6194人 5人死亡186人重症

 7月14日までの1週間に熱中症で病院に搬送された人は全国で6100人余りに上ったことが、総務省消防庁のまとめでわかりました。

 総務省消防庁によりますと、7月8日から14日までの1週間に、熱中症で病院に運ばれた人は、全国で合わせて6194人で、前の週(9105人)より約2900人減ったものの、前の年の同じ時期(6354人)と同水準で高い数字となっています。

 このうち、死亡した人は5人、入院して集中治療の必要性のある「重症」が186人、病院への搬送を必要とする「中等症」が2156人、現場での応急処置で対応できる「軽症」が3789人でした。

 年齢別では、65歳以上の高齢者が3970人と、全体の6割余りを占めたほか、18歳以上65歳未満が1796人、7歳以上18歳未満が389人、7歳未満が39人でした。

 都道府県別では、東京都が725人と最も多く、次いで、埼玉県の492人、大阪府の481人、愛知県の449人、千葉県の385人などとなっています。

 また、熱中症となった場所別では、住宅が3050人、次いで、道路が1036人、工事現場や作業所などが563人などとなっています。

 気象庁によりますと、東日本と西日本では、18日から7月24日ごろにかけ、沖縄・奄美では7月24日ごろにかけて、高気圧に覆われて晴れ、猛烈な暑さとなるところがある見込みです。

 総務省消防庁は、梅雨明け前後の湿度が高い、蒸し暑い日に熱中症が増加する傾向にあるとして、適切に冷房を使用したり、こまめに水分を補給したりするほか、作業を行う時は適度に休憩するなど、熱中症への対策を呼び掛けています。

 2024年7月18日(木)

2024/07/17

🟧激辛ポテトチップス食べた都立高校の生徒14人、病院に搬送 口や胃の痛み、昨年はアメリカで死亡事故も

 16日午後、東京都大田区の都立高校で、市販されている激辛のポテトチップスを食べた多数の生徒が体調不良を訴え、14人が病院に搬送されました。生徒たちは口や胃の痛みを訴えましたが、いずれも軽症だということです。

 16日午後1時前、東京都大田区にある都立六郷工科高校で、市販されている激辛のポテトチップスを食べたという多数の生徒が体調不良を訴え、高校1年の生徒14人が病院に搬送されました。

 警視庁などによりますと、生徒たちは口や胃の痛みのほか吐き気を訴えましたが、いずれも軽症だということです。

 このポテトチップスは男子生徒が持ち込んだもので、同級生など約30人に配ったということです。

 パッケージには「18禁」「成人向け」などと書かれていて、販売元のホームページでは、唐辛子の辛味成分「カプサイシン」が入っているため、高血圧や胃腸の弱い人、それに18歳未満は食べないよう注意を呼び掛けていました。

 昨年9月には、激辛トルティーヤチップスを我慢しながら食べるSNS上の挑戦企画に参加したアメリカの少年(当時14)が死亡しており、激辛ポテトチップスの危険性が改めて浮き彫りとなりました。

 近年はSNS上で激辛料理に挑戦する企画なども多く、触発された若者がその危険性を認知せずに激辛料理を食べる例も増えているといいます。16日に体調不良を訴えた高校生らが食べた激辛ポテトチップスについても、メーカー側が「食べすぎるとおなかが緩くなる場合がある」などと注意喚起をしていましたが、そうした注意する表記が、かえって若者の挑戦心を煽った側面もありそうです。

 激辛ポテトチップスを食べて昨年9月に亡くなったアメリカの少年について、検査当局は今年5月、カプサイシンを大量に摂取し、心臓に異常が起きたことが死亡原因と報告しました。ポテトチップスには大人用で子供は食べないように注意が書かれていたが、子供も購入できる状態でした。

 死亡した少年のほかにも病気になったり、病院に搬送されたりした子供の報告があったといいます。

 日本でも、2019年7月に長野市の高校の生徒9人が、文化祭で食べた激辛料理が原因で病院に搬送された例もあるなど、各国で同様の事例が散見されます。

 農林水産省によると、カプサイシンはカプサイシノイドと呼ばれる炭素、水素、酸素、窒素からなる天然の有機化合物の一つで、唐辛子などに含まれる辛みをもたらす成分であると説明。舌の感覚神経を刺激して、辛みを感じさせ、水にはほとんど溶けず、油やアルコール、酢には溶けやすい性質を持つとしています。

 強い辛味を感じた際、多くの人が水を飲むことで対処するものの、カプサイシンは水では溶けにくく、その成分を洗い流すことはできず、「かえって逆効果」(スナック菓子を製造・販売するジャパンフリトレー)といいます。

 農水省は、カプサイシンの辛味を緩和するには乳製品が有効で、乳製品に含まれている成分が舌に接触するカプサイシンを吸着してくれるといいます。辛いものを食べる際には、ヨーグルトや牛乳などの乳製品を一緒に食べることを推奨しており、ジャパンフリトレーは「冷凍バターは、バターの乳成分と冷凍による冷却効果で辛さを和らげる」としています。

 2024年7月17日(水)

🟥みちのく記念病院の「みとり医」、自分の氏名わからず署名できず 青森県警、「しかるべき処分」の意見つけ書類送付

 2023年3月、青森県八戸市のみちのく記念病院で患者同士の殺人が起き、それを病院が 隠蔽(いんぺい)していた衝撃的な事件。県警は医師法違反(無診察治療)の疑いで同病院に勤務していた男性医師(86)の捜査書類を青森地検に送付し、起訴を求めない「しかるべき処分」の意見をつけた。一...