ヨーロッパ連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」は9日、今年11月の世界平均気温が14・10度で、1940年からの観測史上、2番目に高い月だったと発表しました。これまでの最高記録だった昨年11月の14・22度は下回りました。
産業革命前と同程度とされる1850〜1900年の11月の推定平均気温と比べ、1・62度高くなりました。地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」では、年ごとの変動を除いた世界の平均気温の上昇幅を1・5度に収めることが目標ですが、達成は困難な情勢です。
コペルニクス気候変動サービスは2024年の世界平均気温について、過去最高になるとの見通しを示しています。
2024年12月9日(月)