厚生労働省は4日、全国約3000の定点医療機関から6月23~29日の1週間に報告された新型コロナウイルスの新規感染者数が5405人で、1医療機関当たり1・40人だったと発表しました。前週比1・40倍で、1人に達したのは2週連続。感染者は増加傾向にあります。
1医療機関当たりの感染者が11・22人と最も多く、前週比が2倍近かった沖縄県は4日、今後の流行が懸念される際に注意喚起する県独自の「新型コロナ感染拡大準備情報」を発表しました。医療機関や介護施設に備えを呼びかけたほか、発熱やせきなどの症状がある人は入院患者や入所者との面会を控えるよう求めました。年齢別にみると60歳以上の患者が全体の45・5%を占めており、1歳未満の乳幼児の入院が直近1カ月で11人に増加しているということです。
沖縄県に次いで多かったのは茨城県2・26人、鹿児島県1・89人。少なかったのは鳥取県0・24人、山形県0・41人、香川県0・48人などでした。
2025年7月5日(土)