大阪府は5日、6月21日に大阪・関西万博の会場(大阪市此花区)を訪れた神奈川県在住の10歳代男性がはしか(麻疹)に感染したと発表しました。男性はシャトルバスを利用して複数のパビリオンを回っており、府などは不特定多数と接触した可能性があるとして注意を呼び掛けています。府によると、大阪・関西万博訪問者ではしかの感染が発表されたのは初めて。
府によると、男性は6月21日午前8時ごろ、堺市のパーク&ライド(P&R)駐車場からシャトルバスで会場に移動。同9時ごろに入場し、午後3時ごろまで、「よしもとワライミライ館」、「欧州連合(EU)パビリオン」、「チリパビリオン」など複数のパビリオンに立ち寄ったといいます。
男性は21日に発熱や発疹などの症状が出て、7月3日に神奈川県内で検査したところ、はしかに感染していたことが判明しました。
はしかの潜伏期間は、通常10〜12日間、最長で21日間とされています。府は、万博会場を訪れた人で、7月12日までに発熱や発疹などのはしかが疑われる症状が出た場合は、速やかに医療機関を受診するよう呼び掛けています。
2025年7月6日(日)