北朝鮮は、平安北道(ピョンヤンブクド)と咸鏡南道(ハンギョンナムド)の一部地域で発生した6人の発熱者の原因が新型コロナウイルス以外の病気であることが明らかになったと報じました。
朝鮮中央通信は7日、国家緊急防疫司令部を通して5日、平安北道の鄭州(チョンジュ)市と咸鏡南道の新興(シヌン)郡で発生した6人の発熱者の発熱原因は新型コロナウイルスではないと説明しました。
通信は「緊急防疫機関の迅速起動防御チームと迅速診断治療チームのメンバーが現地に出向き、疫学関係の確認、発熱症状の観察、PCR(遺伝子増幅)検査など、さまざまな検査を厳密に行った」とし、「その結果、胃腸炎など他の病気による発熱であることが科学的に究明された」としました。
また、「全国的に悪性伝染病による有熱者(発熱者)は発生しなかった」と付け加えました。北朝鮮で「悪性伝染病」は新型コロナウイルスを意味します。
北朝鮮は7月末から新型コロナウイルスと疑われる発熱者の日々発生件数は「0人」を維持していると主張しています。ただし、国内外の専門家らは、北朝鮮当局のこのような発表に対して「信頼しにくい」という反応を示しています。
一方、韓国の中央防疫対策本部は7日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から10万5507人増え、累計2048万9128人になったと発表しました。
新規感染者は前日(11万666人)より5159人少なくなっています。検査件数が減る週末であるため、前日より減少したものの、6日連続で10万人超を記録しました。また、日曜発表で10万人を超えるのは4月10日以来、17週ぶりとなります。
この日の新規感染者は1週間前(7万3559人)と比べると約1・4倍、2週間前(6万5372人)比では約1・6倍でした。
新規感染者数が前週比で約2倍増加する状況は7月末からやや緩和されたものの、前週比の増加率は今週に入り少しずつ上昇しています。
この日の新規感染者のうち海外からの入国者7は484人で、前日(573人)より89人減りました。市中感染者は10万5023人でした。
重症者数は297人と前日から16人減りました。
新たな死者は27人で、前日より18人少なくなっています。死者の累計は2万5263人。致死率は0・12%。
2022年8月7日(日)
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