2025/02/26

🟪またもコンゴ民主共和国で原因不明の「X病」、死者53人 発症後48時間以内に死亡

 世界保健機関(WHO)は24日、アフリカ中部のコンゴ民主共和国(旧ザイール)で原因不明の病気により50人以上が死亡したと発表しました。ほとんどのケースで患者は発症から48時間以内に死亡したといいます。

 発生地は同国北西部。最初の流行は1月21日にボロコで確認されました。3人の子供がコウモ、リを食べ、発熱や下痢などの症状が出た後、出血して死亡。その後、2月9日にはボマテで同様の症状が発生しました。

 WHOや同国保健当局によると、これまでに両地域で419人が感染し、53人が死亡しました。ボマテでの死者のうち13検体を同国首都キンシャサの国立研究所で検査しましたが、エボラ出血熱やマールブルグ病には陰性反応を示したといいます。一部はマラリアに陽性反応を示しました。

 WHOの広報担当者は、「数日間で感染が急速に拡大しており、公衆衛生上の重大な脅威になっている。正確な原因はまだわかっていない」とコメントしました。

 WHOは2022年、野生動物を食べるアフリカ地域で人間が動物の病気に感染する事例が、過去10年で6割増えたと警告していました。

 同国では昨年、南西部で頭痛やせき、発熱、呼吸困難などインフルエンザに似た症状が出る原因不明の「X病」が発生し70人以上が死亡。WHOの検査で重度のマラリアと判明しました。

 2025年2月26日(水)

0 件のコメント:

コメントを投稿

🟥人工網膜で視力改善、文字が読めるように 特殊めがねで画像変換

 視力が低下する加齢黄斑変性の患者に、人工網膜の技術を使うことで、1年後に文字が読めるようになった、と欧米の研究チームが20日発表した。臨床試験の結果がアメリカの医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に掲載された。  人は網膜の視神経で感知した光を、脳に信号...