2022/09/07

🟪無症状者はマスク着用で短時間の外出可、解熱24時間後も同様 新型コロナ自宅療養中の制限緩和

 加藤勝信厚生労働相は7日、新型コロナウイルス感染による自宅療養期間中の外出制限を緩和すると発表しました。マスク着用などを条件に、短時間の食料品買い出しなどを認めます。岸田文雄首相が6日に発表した療養期間の短縮と合わせて、直ちに実施するとしました。

 7日に開いた厚労省助言機関「アドバイザリーボード」の会合での議論を踏まえ、決定しました。加藤厚労相は会合後の記者会見で、緩和の意義について「リスクを見ていかないといけないが、経済・社会活動を回していく必要もある」と強調。

 新型コロナの感染者は入院が不要でも感染症法に基づき、自宅や宿泊施設での療養が求められています。療養期間中は外出しないことや、自治体への健康状態の報告などが要請されています。

 今後は無症状者は療養期間の初日から、症状がある人は解熱して症状が改善する「軽快」から24時間経過後、外出が可能になります。ただし外出はマスク着用と公共交通機関を利用しないことが条件で、短時間、食料品や日用品などの生活必需品の買い物に限定されます。

 療養期間は、有症状者は従来の原則10日間を原則7日間に短縮し、8日目から解除。無症状者の療養期間は従来の7日間から、今後は5日目の検査で陰性が確認されれば6日目から解除できます。いずれも従来の療養期間である10、7日間は検温や、高齢者との接触自粛などの感染予防徹底を求めます。

 加藤厚労相は、専門家の意見に基づき、期間を短縮しても感染拡大のリスクは低いと判断したと説明し、「今後も専門家の意見を聞きながら、ウィズコロナの新たな段階への移行を着実に進めていきたい」と述べました。

 2022年9月7日(水)

2022/09/06

🟪全国で11万2198人新型コロナ感染、13日連続で前週下回る 全国最多は大阪府

 国内では6日午後6時30分の時点で、大阪府で1万2093人、愛知県で1万270人、東京都で9486人、兵庫県で5011人、神奈川県で4826人、千葉県で3986人、静岡県で3711人など全47都道府県と空港検疫で、新たに11万2198人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。

 前週の火曜日(8月30日)より4万310人少なく、13日連続で前週の同じ曜日を下回りました。

 また、大阪府で28人、東京都で27人、愛知県で25人、兵庫県で19人、千葉県で18人、埼玉県で18人、広島県で14人、福岡県で12人、長野県で12人、神奈川県で10人、鹿児島県で9人、北海道で8人、沖縄県で8人など計320人の死亡の発表がありました。

 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め1965万8088人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて1965万8800人となっています。

 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が4万1640人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて4万1653人です。

 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より7人減って6日時点で512人となっています。

 大阪府は6日、新型コロナウイルスの新たな感染者を1万2093人確認したと発表しました。感染者数は前週同曜日(1万6362人)と比べ、4269人減りました。府内の感染者の累計は197万960人。

 新たに20~90歳代の男女28人の死亡が判明し、府内の死者数は累計6159人。

 6日時点の重症者は前日から10人減の53人で、重症病床(594床)の同日の実質使用率(重い持病などを抱える軽症・中等症患者らを含む)は16・8%になりました。軽症・中等症病床には2308人が入院しており、軽症・中等症病床(4155床)の使用率は55・5%となりました。

 新規感染者のうち、感染者と同居して症状があり、PCR検査を受けずに医師の診断で陽性と判断された濃厚接触者は367人でした。自宅療養者は8万7554人。公費によるPCR検査などを1万4706件実施しました。

 2022年9月6日(火)

🟪東京都で9486人が新型コロナ感染 3日連続で1万人を下回る

 東京都は6日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の9486人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

 1週間前の火曜日より4733人減り、16日続けて前の週の同じ曜日を下回りました。感染者数は3日連続で1万人を下回っています。直近1週間の平均新規感染者は1万1610人で、前週から35%減りました。

 6日の新規感染者を年代別にみると、最多は40歳代の1645人で、30歳代の1630人、10歳未満の1430人と続きました。65歳以上は961人でした。

 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが6034人、未接種は1876人でした。

 病床使用率は42・9%。また、都が緊急事態宣言の要請を判断する指標を30~40%としている重症者用病床使用率は25・5%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者数は、前日より1人減って32人でした。

 一方、都は、感染が確認された50歳代から100歳以上までの男女合わせて27人が死亡したことを発表しました。

 また、確認された感染者のうち、他県内の陽性者登録センターなどを通じて申請があったのは9人で、都外から持ち込まれた検体を都内の医療機関で検査したのは158人でした。

 東京都の累計の感染者数は299万1461人となり、累計の死者数は5497人になりました。

 2022年9月6日(火)

🟪韓国初のコロナワクチン、5日から接種開始

 韓国初の新型コロナウイルス感染症ワクチン「スカイコビワン」が5日から接種を開始しました。

 SKバイオサイエンスは2日、自主開発した新型コロナウイルス感染症ワクチン「スカイコビワン」の初回の出荷を完了したと明らかにした。出荷を終えた物量は約61万回接種分で、1日から韓国の疾病管理庁で予約を開始しています。5日からは韓国内の保健所や委託医療機関などで接種が行われました。同社は疾病管理庁の接種計画に従って、1000万ドーズ(1ドーズは1回の接種量)を順次韓国内で供給する計画です。

 同社は2日、「スカイコビワン」の初出荷を記念し、ワクチンを生産する韓国東部・慶尚北道(キョンサンプクト)安東(アンドン)市の工場で記念式を開催しました。

 記念式に出席した韓悳洙(ハン・ドクス)首相は、「世界で3番目にコロナの治療薬とワクチンを自主開発した国になった」とたたえ、「韓国政府はもちろん国内外研究機関が緊密な協力を通じて成し遂げた非常に貴重な成果だ。今後もワクチン開発が迅速に行われるよう支援を惜しまない」と激励しました。

 スカイコビワンはSKバイオサイエンスとアメリカのワシントン大学薬学大学抗原デザイン研究所が、共同開発した合成抗原方式の新型コロナウイルス感染症ワクチン。新型コロナウイルスから遺伝子を抽出した後、AとBという構成物をそれぞれ培養器で培養し、これを混合させたものが原液となります。これをイギリスの製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)が開発した免疫増強剤「AS03」と混ぜ、体の中に注入します。

 アメリカのマイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏のビル&メリンダ・ゲイツ財団と感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)財団から開発資金を支援されており、セ氏2~8度の冷蔵保管が可能で当初から広く発展途上国への供給を想定して開発されていました。

 2022年9月6日(火)

🟪生後6日でコロナ感染の赤ちゃんが退院 中国・海南省

 中国南部の海南省にある三亜中心医院(海南省第三人民病院)新生児科によりますと、2日午後、新型コロナウイルスに感染した生後わずか20日の赤ちゃんが完治し、退院したことがわかりました。

 8月19日、生後6日の赤ちゃんの新型コロナウイルス感染が確認されました。入院直後には重い黄疸(おうだん)症状が表れており、血清ビリルビン値は449・3umol/Lでした。血清ビリルビン値が高い場合、核黄疸という重篤な症状を引き起こし、赤ちゃんの知的発達に影響を与えます。

 新生児科の医療スタッフの入念なケアを受け、医療、看護、授乳、生活面などあらゆる面に万全を期し、赤ちゃんはよく吸い、よく眠り、バイタルサインも落ち着き、黄疸は完全に治まりました。

 8月31日、PCR検査の結果が陽性から陰性に変わり、48時間以内に2回行われたPCR検査の結果がいずれも陰性だった上に、体重も順調に増えつつあり、退院できるという判断が下されました。

 この病院が新型コロナウイルス感染者の受け入れを始めてから、新生児科では感染の疑いがある、あるいは感染が確認された新生児を20人以上受け入れており、これまでに半数以上が退院したということです。

 2022年9月6日(火)

🇩🇪心臓病

■突然の胸の痛みは心臓病?■

心臓病は、日本人の死亡原因の第二位です。いつもの出勤途中の階段なのに、なぜか息が上がってしまったら、要注意です。

 私たち人間の心臓は、筋肉でできた袋のような臓器。一日に約10万回収縮し、全身に血液を循環させて、酸素や栄養を送り届けています。もちろん、心臓の拍動にも多くの酸素や栄養が必要ですが、心臓自身は心臓の中を通る血液からではなく、心臓の表面を取り巻く冠動脈から、血液を受け取っているのです。

この冠動脈が動脈硬化などによって狭くなったり、詰まったりすると、心臓が酸欠状態に陥ってしまいます。これが狭心症や心筋梗塞であり、突然死を招くことにもなる、いわゆる急性冠症候群です。 

人間は加齢に伴って、心臓病のリスクが高まります。急性冠症候群や不整脈など、近年、増加傾向にある心臓病をチェックしてみましょう。

●チェックすべき身体症状

 □いつも歩いている駅やバス停までの距離で、いつもと違って息が切れる。

 □階段の上り下りが、つらい。

 □胸骨(胸の中央、ネクタイの上半分あたり)の裏側が痛む。

 □肩凝りが、ひどい。

 □食後や飲食後に胸焼けや胃痛に似た痛み、異常な発汗がある。

 以上の、いつもと違う症状があったら、念のため内科医を受診しましょう。 

●心臓病が起こりやすい状況 

 □入浴時など、急に寒い所に出た時。

 □興奮したり、緊張した時。

 □病院、診療所で来院者が多い時期は12月と3月で、ストレスが関係すると見なされる。来院者が多い曜日は月曜と土曜で、多い時刻は午前 9時前後と午後9時前後。

●急性冠症候群

 ■労作性狭心症■

動脈硬化などで冠動脈が狭くなっている際に、一定の強さの運動や動作をすることで、心臓が酸欠状態になって、発症します。  

 ■安静狭心症■

  就寝中や早朝など、比較的安静にしている際に、発症します。心不全などを合併することも多く、労作性狭心症よりも重症です。 

 ●狭心症の症状●

  胸が苦しくなる。胸に圧迫感がある。

 胸の中央部、顎、肩、腕(特に左腕内側)などが痛む。 

 息切れや呼吸困難を伴うこともある。 

 発作は2~3分、長くても10分程度である。

 >>>>>>>初めての発作は見過ごしがちだが、一週間以内に心筋梗塞を起こす可能性もある。「治まったから」といって安心せずに、すぐ病院へ。          

 ■心筋梗塞■

  血栓や狭窄(きょうさく)などで、冠動脈が完全に詰まってしまい、心筋細胞が壊死(えし)してしまう。狭心症から移行するケースもあ れば、何の前触れもなく突然、起こる場合もある

  朝、活動して一息ついた際や、一日の活動を終えて、くつろいだ際などに起きやすい。朝方に、胸が苦しくて目が覚めた時も、要注意。

 ●心筋梗塞の症状●

 ◎「このまま死んでしまうのではないか」と思うほどの激痛がする。

 ◎胸全体、または中央が痛む。

 ◎激しい呼吸困難、冷や汗、吐き気がする。

 ◎発作は30分~数時間も続き、いったん治まっても、断続的に繰り返す。

 >>>>>>>一刻も早く病院へ。CCU(心臓疾患集中治療室)のある医療機関で、すぐ治療すれば助かる。 

●不整脈

 ■心室性期外収縮、心房性期外収縮■

  急に「ドキン」として、拍動が一回飛んだような打ち方をする。薬で治まり、それほどの心配はない。

 ■心房細動■

   心臓弁膜症などがあるとなりやすい。心不全や、心臓内に血栓ができて脳に飛び、脳塞栓を起こす危険がある。 

 ■心室細動、心室頻脈■

  命にかかわる危険な不整脈。拍動数が急上昇し、突然死を招くことも。特に心室細動という不整脈は危険で、心臓突然死の8割前後の原因 となっている。約3分以内に電気ショックを与えれば、4人に3人が救命できるとされているが、大半は間に合わず、年間の死者は約3万人 に上る。

 ●不整脈の症状●

  脈の速さや、リズムが乱れる。

 脈の乱れ方は、さまざまなパターンがある。

 めまいや息切れ、強い動悸がしたら、危険である。  

 >>>>>>>治療の必要はない安全なものがほとんどだが、中には危険な不整脈も。加齢による症状も多い一方、高血圧、腎不全、甲状腺の病気、貧血、無痛性の心筋梗塞などが見付かる場合もあるので、一度、病院で検査を。

■予防・対策へのアドバイス■

●発作が起きたら安静に

 発作が起きた時には、安静が原則です。直ちに動作を中止し、歩行中ならば立ち止まって休みます。

 横になると、下半身の血液が大量に心臓に戻ってきて、心臓に負担をかけます。立っている場合は、何かにつかまって前かがみの姿勢で休むようにします。寝ている場合は、上体を起こして座り、布団などにもたれるようにします。

 そして、なるべく早く病院へ行くことです。

●生活習慣病にならない注意を

 狭心症や不整脈などの心臓病は、男性は40代、女性は閉経後の50代から増加し始めますので、年一回は定期検診を受けましょう。心電図や心拍数の変動、連続心電図などで、潜在的な心臓病の有無を調べられます。

 高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病が心臓病のリスクを高めるため、生活習慣病にかからないように留意し、もしかかってしまった場合には、そちらの治療をすることが先決となります。 

また、腹囲の大きい人も、要注意です。肥満は生活習慣病の危険因子であり、動脈硬化の原因にもなるからです。まず、身長(センチ)マイナス100(キロ)までの減量を心掛けて下さい。

●禁煙を必ず実行

たばこの煙を吸うと、血管が収縮して血圧が上昇、心拍数も増えて、心臓が急激に酸素を要求します。

喫煙者が狭心症や心筋梗塞で死亡する危険度は、非喫煙者の1・7~3倍ともいわれています。心臓に不安を抱えている人は、必ず禁煙の実行を。

他人にたばこの煙を吸う受動喫煙も、心臓病のリスクを高めてしまいます。

●動脈硬化を予防する食生活を

青魚に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)という成分は、血栓を溶かす作用があり、動脈硬化を予防します。タマネギに含まれる硫化アリルも、血液をサラサラにする作用があります。

血管の弾力性を保つ蛋白質、抗酸化作用のある緑黄色野菜と大豆製品も、必要不可欠です。

🟪東京都で新たに7296人新型コロナ感染 15日連続で1週間前を下回る

 東京都は5日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の7296人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

 1週間前の月曜日より2584人減り、15日続けて前の週の同じ曜日を下回りました。5日までの7日間平均は1万2286・1人で、前の週の65・3%となりました。

 新規感染者を年代別にみると、40歳代が1303人と最も多く、30歳代が1276人、20歳代が1199人と続きました。65歳以上の高齢者は716人でした。

 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが4545人、未接種は1324人でした。

 人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使っている重症の患者は、4日より2人減って33人でした。

 一方、都は、感染が確認された40歳代と70歳代から100歳以上までの男女合わせて31人が死亡したことを発表しました。

 また、確認された感染者のうち、都外から持ち込まれた検体を都内の医療機関で検査したのは302人でした。

 東京都の累計の感染者数は298万1975人となり、累計の死者数は5470人になりました。

 2022年9月5日(月)

🟪新型コロナ、沖縄県が独自で注意喚起へ 流行時に「拡大準備情報」を発出 

 沖縄県は19日、新型コロナウイルス感染症の流行が疑われる場合、県独自で「新型コロナ感染拡大準備情報」を発出すると発表しました。新型コロナについては、過去の感染データの蓄積が乏しいことなどから、国がインフルエンザのような注意報や警報の発令基準を設けていない一方、重症化する高齢者...